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その日、歴史が動いた 江戸時代

貝原益軒の『養生訓』は現代のダイエット法よりためになる!?

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すっかり定着して、ブームと呼べなくなったものといえば健康関連。
「ナントカ健康法」のように具体的な方法になると一時的に爆発したりしますが、今や健康に全く気を使っていない人のほうが少ないのではという気さえしてきます。
しかし、健康に着目するというのは現代人固有の現象ではなかったようで。

寛永七年(1630年)11月14日は、「養生訓」という健康指南書を書いた貝原益軒が誕生した日です。

貝原益軒/wikipediaより引用

【TOP画像】養生訓/wikipediaより引用

 

黒田の殿様の逆鱗に触れて浪人のトラウマ

元は福岡藩士の家に生まれたのですが、19歳のときに二代目藩主・黒田忠之にブチキレられてしまって浪人になったりしています。何したんだ一体。
追放から7年後、三代目の光之が「もう世代交代したし、帰ってきていいよ」と言ってくれたので、一生路頭に迷うようなことにならなかったのは幸運でした。その恩あってでしょうか、藩命をうけ42歳から17年もかけて黒田官兵衛らを顕彰する公式歴史書「黒田家譜」を編纂します。

益軒は元々読書好きで知識豊富な人だったのですが、再就職後は本草学(当時の薬学)や朱子学など、医学その他の学問に特化していきます。藩のほうでもその方面で働いて欲しかったようで、七年間も京都で勉強させたほどです。
また、知識だけでなく実践も重視しており、現物を見たり自分でやってみたりして実証することを大切にしていました。
「養生訓」などの著書にもそれがよく現れています。

また、彼の本はどんな人でも理解しやすいよう、原文のままでもかなり簡単な文章で書かれているのが特徴です。
「養生訓」はWEB上で原文に近いものを見ることができるのですが、旧仮名遣いや今と違った漢字の使い方をしていることを除けば、現代人でもすんなり読むことができるくらいです。
ご興味のある向きはぜひ参考リンク先へどうぞ。

 

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健康の秘訣を飲食、五感、病気・薬、長寿…のテーマで

「養生訓」は全八巻からなる書物で、大きく総論・飲食・五感・病気や薬・長寿の五つに分類することができます。
三・四巻で健康のための食事などについて扱っていて、現代ではこの本を健康食などの分野で取り上げられることが多いようです。
三巻は食生活について、四巻は具体的な味付けや調理方法についての記述が多いようです。

どちらかというと三巻のほうがより多くの人の役に立つかな?と思いますので、いくつかテキトーに訳しつつ拾ってみました。

「お腹が空いたからって満腹になるまで食べてはいけない。胃袋が破れていろんな病気になる」

「昔から”災いは口から出入りする”って言われてるんだから、言葉や食べ物には充分注意すること」

「ご飯を炊くコツはこんな感じ。胃が悪い人やその他病気がちな人には違う炊き方をすること」

「味の濃いもの、油脂の多いもの、冷たい生ものはよくない。肉は食べてもいいけど一品だけにすること。温かいものを食べるのが一番いい」

「珍しいものやおいしいものをたまたま食べる機会があったからといって、腹いっぱい食べてはいけない。後で悪いことが起きる」

「ご飯は一番のエネルギー源だけど、食べ過ぎれば毒にもなるから食べ過ぎないように。お菓子で満腹になるなんてのはもってのほかだ」

「食べるのを控えてばかりいると、やせ衰えてしまってやはり健康に良くない。食べすぎにも食べなさすぎにもならないように気をつけること」

「お腹が減らないうちに次の食事をしないこと。酒も同じ。食欲のない病人に無理に食べさせるのもダメ」

「若い人は食べた後運動しなさい。お年寄りも散歩など、無理のない範囲で動いたほうがいい」

他にもまだまだありますが、だいたいこんなようなことが書かれています。やはり益軒の実体験からきたものが多いのか、現代でも通じることばかり……というか、現代医学でもほぼ正しいとされていることばかりなのが驚きです。もちろん違う点もありますが。
ご飯の炊き方はまあ人それぞれ好みがありますから別としても、過食やダイエットのための減食を戒めていたり、食欲がないときは無理して食べなくても良いといったことはそのまま現代人にもあてはまります。

 

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ダイエットより養生訓?

ちなみに、四巻では以前取り上げた蘇軾(過去記事:今日も美味しく豚の角煮が食えるのは~ 蘇軾(そしょく)さんのお陰です~♪【その日、歴史が動いた】)の話が出てきます。といっても豚の角煮の話ではなくて、やはり食生活の話なのですが。
益軒も蘇軾も長生きだったのは、食べ物や健康への関心が高かったからなのかもしれません。

ライフワークや趣味を楽しみつつ、腹八分目に食べて適度な運動を……というと、まさに現代のお医者さんから受ける健康指導そのままですよね。

各所で「これを食べれば必ず長生きやダイエットが成功します!!」なんて特集がよくありますけども、養生訓を読んだほうがためになって早く効果が出るかもしれませんねえ。

長月 七紀・記

黒田家譜については「【軍師・黒田官兵衛百物語35】「STAP先祖はあります!」分からなければ「探せば」いいではないか」

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参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/貝原益軒
http://ja.wikipedia.org/養生訓
http://www.nakamura-u.ac.jp/library/kaibara/archive03/text01.html

 





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