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その日、歴史が動いた 鎌倉・室町時代

死因がイマイチ不明な源頼朝 まさか、まさかだけど、政子が、あ、暗殺に…?

更新日:

 

歴史の教科書だとよくあることというかデフォルトですが、基本的にどの人もいきなり出てきていつのまにかいなくなってますよね。

小説やドラマだったら「あんた誰?」「そういえばアイツどうしたんだ?」と総ツッコミが来るところ。残念ながら紙面と授業時間数の関係でそういうことになってしまうんでしょうね。

しかし、彼らは間違いなく当時生きていた人間なわけですから、生まれた日や亡くなった日も当然あるわけです。記録に残っているかどうかは別として。
が、中には超有名人=重要人物にもかかわらず、死因がさっぱりわからない人もいたりして……。今回はそんなお話です。

源頼朝

定番の源頼朝像(足利直義との説も)/Wikipediaより引用

 

 

幕府の公式記録「吾妻鏡」にも載っていない

建久九年(1198年)の12月27日は、源頼朝が落馬した……と言われている日です。
鎌倉幕府初代将軍とあろう者の記録が何でそんなにあいまいなのかというと、話は単純です。幕府の公式記録である「吾妻鏡」に、頼朝死亡時の記述がないのです。
おやおや、実にきな臭い話ですね?

通説では「落馬がもとで病になり、翌正治元年(1199年)1月11日に出家し、13日に53歳で死去した」ということになっています。

でも、いくら老いたりとはいえ生粋の武士である頼朝が、命に関わるほどの怪我をするような落ち方をするでしょうか?運悪く頭を打って脳挫傷(のうざしょう)になり、予後が悪くて亡くなったというのはありえなくもないですが。
となると、死因の前に落馬したという事実があったかどうかが疑わしくなってきますよね?

吾妻鏡以外の史書でも、この点は大いに意見が割れています。
「元々糖尿病だったから、上手く体が動かなくて落馬したんだよ!」とか、「”馬から”落ちたんじゃなくて、”馬ごと”川に落ちて溺死したんだよ!」とか、まあ当時の常識で思いつく限りの死因がいろいろ考えられています。
中には「愛人のところへ通う途中に不審者と間違われて斬られた」など、ソレはいくらなんでも不名誉だろ(´・ω・`)と言いたくなるようなものもあります。
「息子二人と同じく暗殺された」説については否定しきれませんが……だって北条家ならやりかねn

北条政子像

北条政子像

 

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実家の意向に逆らえなかったとすれば・・・

気になるのは頼朝の妻・北条政子の動きです。
頼朝の死後間もないと思われる時期に、彼女が「大姫(頼朝夫妻の長女)も頼朝殿も死んでしまっては生きる甲斐もないと思ったが、まだ幼い頼家と実朝を見捨てることはできなかった」というような発言をしたことが記録されています。

これだけなら「いつまでたってもオアツイねヒューヒュー!」(古い)ってだけの話ですが、ここまで夫を思っていながら、なぜその死に関して詳しく調べさせなかったのでしょう?
政子が若い頃から嫉妬深かったという話も有名ですけども、現代でいうヤンデレというよりはただ単純な愛情と言ったほうが近い気がしますし、それなら失ったときの悲しみも相応に深いはずですよね。記録に残っていないだけかもしれませんけども。

でも、もし北条家が一枚噛んでいたとしたら、この反応もありえなくはありません。
政子は頼家が亡くなったときにも「ちょっとソレ冷たくね?」という感じですから、実家の意向に逆らえなかったとすれば、ギリギリの発言とみることもできるでしょう。
その場合、源氏将軍は三代続けて暗殺されてしまったことになるんですが。キャーコワーイ。

もしかしたら、ホントは落馬してポックリ逝ってしまい、その死を年明けまで秘匿していたというだけかもしれません。これは江戸幕府でよくあるパターンですから、当時から同じようなことを考えた人がいても不思議ではありません。

恒例のオチですが、やっぱりタイムマシンができないことには解明しそうにない謎の一つですね。

 

長月 七紀・記

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参考:源頼朝/Wikipedia 今日は何の日?徒然日記

 





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