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明治・大正・昭和時代 その日、歴史が動いた

銃の携帯が認められたのは警官よりも郵便局員が先!? 日本の特殊な拳銃事情

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便利なものほど使い勝手が難しいですよね。スマホとか高機能な家電とか。
しかもそれが暴力的な面を持っているものだったとしたら、空恐ろしさも加わります。本日はその最たる例と言えそうな、とあるモノのお話です。

明治十九年(1886年)12月3日は、日本初の拳銃強盗事件の犯人が捕まった日です。

拳銃を持って神田や浅草などの商店を襲い、抵抗されれば撃ち殺すというダイナミックな手口だったそうで、同一犯と思しき事件は逮捕の六年前から起きています。

「六年も犯人を捕まえられなかった警察ェ……」というツッコミは喉元まででやめておきましょう。
というのも、明治時代は許可を取れば一般人も拳銃を持つことができたので、全体的に現代よりもかなり物騒な時代だったからです。

逆に、警察官に銃が支給されておらず、自費で購入して持っていたというのがワケワカメです。その代わりにサーベルで武装していたのですが、なぜそっちを選んだし。

まあ、ちょっと前まで「俺の意見に反対するヤツ皆ブッコロ!」という幕末の殺伐とした雰囲気だったわけですから、完全に薄まるには時間がかかりますよね。
他に物騒な雰囲気の例で言うと、日露戦争時の風刺画で日本兵がロシア兵を(未成年の健全な育成のため自主規制)しているものがあります。
ワーブッソウダナー(棒)
というわけで(どういう)、本日は近代日本と銃に関するお話です。

 

現金書留を狙う強盗に対処するため郵便局員が……

銃に関することでは、当時と今で決定的に違う点が一つあります。

郵便配達員に銃の所持・携行が許可されていたのです。

上記のような世情だったため、現金書留を狙う強盗に対処する目的のものでした。また、山間部を通過中、野生動物に襲われた際の武器という意味もあったそうです。今でも山間部の道路では「クマ注意」「鹿に注意」という看板がありますけれども、当時はまだニホンオオカミなどもいましたし。

ちなみに警察官にサーベル所持の許可が出るよりも前に、郵便配達員の銃所持が認められています。……もう、配達を軍か警察の管轄にしたほうが良かったんじゃないですかね。

日本で銃の所持・携行が厳しくなったのは、意外にも戦後のことです。
GHQの方針で帰還兵や一般人が持っていた銃器類がほぼ全て没収され、現在のような厳しい規制が敷かれました。
それでもたまに「蔵から祖父の形見の銃が出てきました」なんて話があるので、完璧ではなかったようですが。
たまにアメリカの人が「銃も持てない先進国www」みたいなことを言ってたりしますが、いやいやそっちのお偉いさんが規制したんですけど(´・ω・`)

 

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現在日本で銃携帯が認められている職業は?

現在日本で銃所持が認められている職業は、警察官・自衛官・海上保安官の他にごくわずかです。

ついでなのでまとめてみました。

・在日米軍基地の日本人警備員

いろいろな意味で「米軍を日本人が警備する必要があるのか」という気がしますけれども、日米地位協定で決まっているので仕方ありません。ただし、銃を携行できるのは基地内だけです。当たり前ですね。
これ、もしも不審者を基地内で見つけて、基地の外に逃げた場合、銃を敷地内に投げ捨ててから追いかけることになるんでしょうか。
そんな事例はないと思いたいですが。緊急時だからセーフになるんですかね。教えてエ□い人。

・税関職員

銃やいけないおクスリなどの入国を防ぐねらいだと思われますが、現在は常時携行というわけでもないようです。
税関だと危ない人がうろつくよりは、ブツだけが出入りしそうですしね。

・入国警備官&入国審査官

よく似た名前ですが、警備官は既に不法入国している外国人を取り締まり、審査官が空港等で不法入国を防ぐという違いだそうで。
いかにも銃が要りそうなお仕事ですね。ちなみに、両方とも国家公務員です。

・刑務官

いわゆる看守さんとその上の人達ですね。
刑務所で囚人の見張りとかその他諸々をやる関係上、ということでしょうね。

・麻薬取締官&麻薬取締員

これまたよく似た名称のお仕事ですが、「官」は国家公務員、「員」は地方公務員という違いなのだとか。
地方レベルでおクスリの取り締まりをしないといけない、というのはなかなかに怖い話です。
いや、地方からこっそり入ってくるのを防ぐためでしょうか。

・クレー射撃などのスポーツ選手

持ってないと競技ができませんから当たり前ですね。
また、職業ではありませんが、狩猟免許かつ銃の所持許可を持っている人ももちろん銃を持つことができます。
狩猟免許は四種類あり、そのうち銃を使う猟である第一種もしくは第二種銃猟免許を取得する必要があります。
狩猟免許には有効年数が決まっていますが、日本国内で一般人が銃を撃つ唯一の方法でしょうね。
他にもいろいろ要件があるので、狩猟にご興味のある方は一度大日本猟友会などへ問い合わせてみてください。

 

一方で害獣駆除の需要も上がっているのでは

日本では「銃を持つ人が増えると、銃による犯罪も増える」「むやみに動物を狩るべきではない」という考えから、狩猟人口は減る一方です。

しかし、地域によっては害獣の被害が深刻化しているので、むしろもうちょっと狩猟をする人が増えたほうがいいのかもしれません。ワタクシも以前勤めていた会社の上司から「知り合いがこの前イノシシ狩ってきたから肉もらったよ」という話を聞いたことがあります。ちなみに千葉県です。

自治体によっては、ふるさと納税のお礼の品としてイノシシや鹿などの肉を扱っていることもありますね。つい最近まで某ファーストフード店でも鹿肉のジビエバーガーをやっていましたし、狩猟人口が増えれば食べる機会も多くなるかもしれません。

少し前に、アフリカでライオンをハントして騒動になった人がいましたけれども、ああいう人には害獣駆除をやってもらえばいいんじゃないですかね。生息域や個体数が激減してる動物を享楽で狩るより、世間の役に立って一石二鳥だと思うんですが。

それとも「スリルが足りない」「イノシシ相手じゃカッコ悪い」とか言うんでしょうか。よろしい、ならばヒグマだ。

たぶん国籍等の問題がありますけども、その辺はお偉いさんになんとかしてもらうということで。外国人観光客(外貨)誘致の一環として、ぜひ検討していただきたいものです。許可制にすれば乱獲・絶滅のおそれは減るでしょうし。

こうしてみると、日本ではおおむね「世に出回るとマズイものを取り締まるような職業」の方だけが銃を扱えるようになっていますね。
狩猟文化があるとか、よほど国土全体で野生動物の脅威があるとかでない限りは、それでいい気がします。

長月 七紀・記




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参考:今日は何の日?徒然日記 日本の警察/wikipedia 拳銃/wikipedia 大日本猟友会

 




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