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その日、歴史が動いた

意外と古い顔文字の歴史\(^o^)/ 最初はIBMスコットファールマン氏の :-) だった

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コミュニケーションって難しいですよね。
人それぞれ生い立ちが違うために、言動の受け取り方は十人十色。ときには全く想定外の反応をされて、困ったり修羅場になったりもします。
円滑な意思疎通のためには一体どうすればよいのか?
今回は、その答えの一つになりそうなアレのお話です。

1982年(昭和五十七年)9月19日、IBMのスコット・ファールマン氏が世界で初めて、今日使われているような顔文字を使用しました。

「歴史」というにはごく最近かつ短い期間の話ですが、ケータイやスマホを全く使わないほうが難しい昨今、生活に欠かせなくなってきているものですよね。
顔文字はどんな経緯で生まれ、発展していったのでしょうか\(^o^)/ハジマタ

 

感情の記号化という意味ではモールス信号にも

文章で感情を表すのは、なかなかに難しいものです。

小説家や情熱的なラブレターを書き慣れている人ならともかく、普通の人は「感情のこもった文章を書け」と言われても、「えぇ……」と困ってしまいますよね。

会話なら声のトーンでニュアンスを感じ取ることもできますが、文章だとどう受け取っていいものか迷うもの。
迷った挙句に、相手の真意とは逆の意味で返事をしてしまい、ちょっとしたケンカになった……なんてことはよくあるんじゃないでしょうか。

通信手段が発展するに従って、その辺に不便が生まれてきまして。
1857年にモールス信号で「ラブ&キス」、という表現が生み出されました。

これは手紙でも使われる末尾の挨拶ですので、目新しいものではありませんが、「感情を記号化する」という点でいえば、顔文字の遠い祖先ともいえるでしょう。

そのうち、タイプライターが誕生すると;)などを顔のパーツに見立てた表現が生まれてきます。

しかし、あまり広まりませんでした。
タイプライター自体が熟練を要する機械でしたし、人によっては「その記号、その表情に見えないんだけど^^;」なんてこともあったでしょうね。

 

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作家ウラジーミル・ナボコフも不便さを感じていた

例えば、1912年に使われていた顔文字に\___/!というものがあります。
これで「笑っている口」を表現したかったそうなのですが、「欧米圏の顔文字は横倒しになっている」ということを考慮しても、なかなかそうは見えませんよね……。

また、1881年には、アメリカのとある雑誌で縦書きの顔文字が考案されています。
ですが、文章が横書きのためか、定着しませんでした。日本で発表したらウケたかもしれませんね。

こうしたさまざまな制約があったために、なかなか顔文字は発展しません。

不便を感じていた人は多かったらしく、作家のウラジーミル・ナボコフは1969年のインタビューに
「たとえばを下に向けたような形の、スマイルを表す記号があればいいのに」
と答えたことがあります。

おそらくこれが、ファールマン氏のヒントになったのでしょうね。

 

やっぱり最初は「笑顔 :-) 」がいいすね

ファールマン氏が考えたのは、今日も欧米圏でよく使われている :-) :-( でした。それぞれ「笑顔 :-) 」と「不機嫌な顔:-( 」を表しています。

日本の顔文字はそもそも向きが違いますが、これは欧米から入ってきたものを使っているのではなく、日本独自に発展したからです。
記録に残っている中では、1986年に「(^_^)」が初めて使われたことがわかっています。

どちらの場合も、「笑顔を表す顔文字が初めて使われた」というところが興味深いですね。根底には「文章だけだと堅苦しく見えるから、ちょっと相手を和ませたい」というような心理があったのでしょうか。

これらを皮切りに、欧米でも日本でも、さまざまな文字と記号を使って顔文字が作られていきました。
便宜的に「欧米型」「日本型」と呼ばれているようです。

「欧米型」はこんな感じです。

:-) (笑顔)
:-( (不機嫌な顔、怒り)
:P (舌を出している様子)
XD (大笑い)

日本人からすると一見わかりにくく感じますが、90度左に回転させるとちゃんと顔に見えます。
これに対し、日本型は皆さんご存知、主にこんな感じですね。

(^_^) (笑顔)
(T_T) (泣き顔)
m(_ _)m (ごめんなさい)
orz (ガックシ)

日本語が漢字・カタカナ・ひらがなの三種を使うのと同様、さまざまな文字が使われているのが特徴といえるでしょう。全角・半角が入り交じることもありますね。
欧米圏と同じ記号や文字だけのものでも、顔の向きが全く違うところが面白く感じられます。

 

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顔文字文化はLINEスタンプに受け継がれた?

中国や台湾では、日本型と欧米型の顔文字を併用するとともに、独自の顔文字も使われているそうです。

「凸」だけで中指を立てる様子を表すことがあるとか。
言われてみれば、確かに形がちょっと似ていますね。

旧約聖書の有名なエピソード「バベルの塔」では、「人間は神の怒りを買って塔を壊され、言語をバラバラにされて団結できないようにされた」といいます。
それが事実なのか、事実だとして何千年前のことなのかは不明ですが、顔文字はバベルの塔の時代以前の「世界共通で使える表現」なのかもしれません。

いずれ顔文字だけである程度文章が成り立つようになれば、外国の人々ともずっとコミュニケーションしやすくなるでしょう。

そのうち「複雑なことを表現したい人は語学を学び、あいさつや簡単な会話であれば顔文字で十分」なんて時代が来たりして……というか、今やLINEじゃスタンプで会話するのが普通の時代でしたね。

長月 七紀・記




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参考:顔文字/Wikipedia Scott_Fahlman/Wikipedia

 

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