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近藤勇を介錯した横倉喜三次とは? 人生初の「歴史お芝居」観に行って、不覚にも泣いた (T_T)

更新日:

 

劇団の芝居って、ちょっと敷居高くないすか?

皆さんは「劇団のお芝居」に対して、どんなイメージをお持ちだろうか。

無名の役者さんたちがテレビに出るための修業の場? コダワリが強い人たちの自己表現? あるいは、下北沢や高円寺だけの盛り上がり?

いずれにせよ、「生の芝居、だ~い好き!」なんてのは、かなりの変わりモンで、普通は「芝居に行くぐらいなら、映画へ行くわ、ワッハッハ~!」となるのがオチであろう

実際、オレもそうだった。

2015年の今日5/30までは…。

 

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「新撰組哀歌 -約束の懐中時計-」

駆け出しライターのオレが、武将ジャパンの編集長に突然声を掛けられたのは今月初めのこと。

「ウチで連載をお願いしている後藤さんの公演が月末にあるから、レポートよろしく♪」
「えっ、突然、なんすか!?」

後藤さんとは、当サイトの連載【後藤勝兵衛次々ここにあり】の筆者にして、劇団歴史新大陸の局長のことだ。

後藤氏プロフ画像

こちらが後藤さん

 

普段は、お芝居をやりながら武将ジャパンに寄稿されていることは以前から知っていたが、5/29~31にかけての3日間、高円寺で第9回公演「新撰組哀歌 -約束の懐中時計-」を開催するという。

それを実際に観てきて【感じたことをレポートせい!】というのが編集長のご命令である。

 

芝居なんて一度も見たことがない! と、オレがアワアワしていると、編集長は「だからこそイイんじゃん。芝居なんて普通の人は観ないでしょ? その目線で書いてよ」と気軽だ。

ならば・・・と引き受けて5/30に高円寺の劇場へ。早速レポートを書かせてもらうが、結論から言うと・・・お芝居、やばい!

悔しいけど、オモシレ~んだわ><;

 

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そういや近藤勇の最期って?

「新撰組哀歌 -約束の懐中時計-」のあらすじは、ざっとこうだ。

まず主人公は美濃藩士にして稀代の剣豪・横倉喜三次(きそうじ)。

稀代の剣豪とか言われても、誰も知らんかも……? というツッコミはおいといて話を先へ進めると、横倉は、幕末争乱の中で近藤勇や、彼の率いる新撰組と知り合い、友情を育む。

しかし、時代のうねりは若者たちの純朴な心をそのままには受け入れない。横倉は、官軍に捕らえられた近藤勇の警護役を請け負うのだ。

 

そこでオレ、ふと思った。

新撰組が活躍していた頃の近藤勇のイメージは確かに強いが、実際のところ、彼はどんな最期を迎えたのだろう。

勇名を馳せたまま函館に散った土方歳三は万人に忘れられない最期だった。

しかしその一方で近藤勇は、大きく語られたりはしない・・・と思ったらそれもそのハズ、彼は板橋刑場で静かに首を斬られている。

しかも、罪人として。

そして近藤の介錯を請け負うのが横倉なのである。

近藤勇さんといえば、この写真。役者さんが、これ以上ないぐらいにドハマりしてて、本人かと思うレベルでした/Wikipediaより引用

 

もう、それだけで壮絶なドラマを感じてしまうだろう。

が、実際のところ、近藤斬首までの事態はそう簡単には進まず、その死を受け入れるまでの土方歳三には身を削るごとき決断があり、天才剣士沖田総司の無邪気なあがきがあり、さらには斎藤一や永倉新八、原田左之助の繊細複雑な葛藤が描かれる。

活字では、とても表現しきれない。

だからこそ役者は舞台の上で全身全霊をもって語る。

近藤と横倉、近藤と土方。彼らの間には誰も入っていけない空気があり、しかし、ハタから見ていても痛いほどにわかる悲しい決意が溢れ出てくるのである。

結局、運命には逆らえず、近藤の首は・・・。

気付いたらオレ、泣いてましたよ、アーハッハー(T_T)

 

大事なのは舞台を作る人たち全員の気魄

今も【名作】と評価される昔の映画作品は、現代のように精緻なCGはなく、テクノロジーは稚拙ながら、壮絶にその世界へ引きずり込まれてしまう魅力がある。

結局、良き物語というのは、脚本そのものや演じる人の実力に依拠しており、時代や技術に左右されない普遍の存在なのだろう。

大事なのは舞台を作る人たち全員の気魄。

近藤勇と横倉喜三次の真摯なる決断に呑み込まれ、思わず涙してしまったオレのアタマの中には、たしかに幕末の日本が映し出されていた。こうした想像力の喚起は、名著に手にしたときにも見られる現象だ。

良き芝居というものは、良き映画と良き書物の長所を持ち合わせているのかもしれない。

パンフレットによると、歴史新大陸の次作は『古事記』がテーマで、その次は『信長公記』のご様子。

今回の公演は明日5/31が千秋楽だが、そのチケットは既に完売。どうしてもお芝居をご覧になられたい方はDVDを購入するか、あるいは、次の古事記まで待つしかなさそうだ。

オレも今度は自ら観に行くどぉ!

文・青葉ダイ

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【参考】劇団歴史新大陸

 





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