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【フィンランドの歴史】
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内戦後もソ連と戦い第二次世界大戦にも参加で災難続き
内戦が終わったとはいえ、その後、内政も外交も順調だったとは言い難い状態が続きます。
まず、1939~40年にはソ連と戦争(冬戦争)を行い、6万人超の死傷者を出しながらも独立を死守。
その講和条件として国土の1/10も失っています。
「人類至上最高のスナイパー」「白い死神」ことシモ・ヘイヘなどが活躍した戦争ですね。
フィンランドにはもともと狩猟文化があるため、住民も銃器の扱いに慣れていたという面も大きかったようです。
第二次世界大戦でもソ連と戦うために枢軸陣営につきましたが、1944年に休戦。
その条件として国内のドイツ軍と戦います。
それなのに、終戦時には「お前アッチ側だったじゃん」という難癖をつけられて敗戦国扱いになってしまいました。ひでぇ話だ。
その後はやはりソ連の影響を強く受けましたが、外交的な舵取りは非常に絶妙で、ソ連につきすぎることもなく、資本主義圏との折り合いもつけて独自の立場を守りました。
現在はEUに加盟し、ユーロも導入しています。
そして現在の日本人にとっては「ムーミンとサンタクロースの国」という実に平和なイメージを持たれるに至ったわけです。
手厚い社会保障は高い税率に支えられている
他にフィンランドが話題に上るのは、出産時に
【新生児用品 or 現金】
の支給制度があることですかね。
「日本もこのくらいやってよ!」という話になることもあるますけども、そもそもフィンランドの人口は日本の約1/23(2014年の統計)であり、労働人口の割合が高いからこそできることです。
税金もすさまじく高く、消費税は10~24%(モノによって違います)、所得税は最低20%という高率だからこそ、そういう行政サービスもできるわけで。
これだけ違うのに、日本で今すぐ真似をしろというのはどだい無理な話ですが、例えば少子高齢化はもはやどうにもならないところまで来ています。
保育園の充実や教育費の見直しなど。
無理だと諦めるのではなく、日本に合ったやりかたで取り組んでいかねばなりませんね。
長月 七紀・記
【参考】
フィンランド内戦/Wikipedia
フィンランドの歴史/Wikipedia