こちらは2ページ目になります。
1ページ目から読む場合は
【ツングースカ大爆発】
をクリックお願いします。
お好きな項目に飛べる目次
お好きな項目に飛べる目次
隕石衝突により酸性雨が降り
隕石の落下や空中爆発というのはそう珍しいことではなかったりします。
幸いなことに、記録に残っている隕石の中では大量の死者が出たというものがないので、あまり話題にならないのかもしれません。
2013年にロシアのチェリャビンスク州で隕石が落ちた際、発生したソニックブームによって建物の壁やガラスが壊れ、1,000人以上の怪我人が出たというのが今のところ唯一の被害記録のようです。空の上までおそロシア。
真面目な話、国土が広くて陸地が多い分、当たる確率も高いということなのでしょうね。嬉しくありませんが。
しかし、隕石の被害者を人類に限定しなければ、結構シャレにならない話もあります。
ご存知の方もたくさんいらっしゃると思うのですが、6550万年前の恐竜絶滅は隕石が原因ではないか?という説が有力ですよね。
中米・ユカタン半島やインド西方の海底には巨大なクレーターがありまして、「これほどのクレーターができる隕石であれば、大量の塵を巻き上げて太陽光線を遮り、当時の動植物のほとんどを死に追いやることもあり得る」とされています。
また、最近では「隕石衝突により酸性雨が降り、海を大幅に酸化させたからだ」という派生説もあります。
これが正しければ「隕石によって恐竜を含む当時生きていた動植物の75%が絶滅した」という本当に笑えない話になってしまいますよね。
もし、このレベルの隕石が人の住んでいる地域に落ちたら……と考えるとぞっとしない話です。
今のところそこまでデカイ隕石が人間の居住地域に落ちたことはないようですが、それもそれで、なんだか落ちる場所を選んでいるかのようで気味が悪いですね。……いや、まさか……。
長月 七紀・記
【参考】
ツングースカ大爆発/Wikipedia
2013年チェリャビンスク州の隕石落下/Wikipedia
隕石の空中爆発の一覧/Wikipedia