1789年(日本は江戸時代・寛政元年)6月14日は、世界で初めてバーボンウイスキーが作られたとされる日です。
製造者はアメリカ・ケンタッキー州のエライジャ・クレイグ。
なんと牧師さんです。
てんわけで本稿ではバーボンの歴史を見て参りましょう。
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古今東西宗教問わず聖職者の酒造は多い
「どうして聖職者が酒なんか作ってるんじゃい!生臭坊主!」
そう思われた方もおられるかもしれませんが、実は古今東西宗教を問わず、聖職者がお酒を作っていることは珍しくありません。
だいたいの場合「不死or万能薬を作ろうとしていたら偶然お酒ができた」という経緯ですので、不純な理由ではありません。
むしろお酒作ってなくても酒池肉林やったり強権発動したりして、何度か焼かれたお寺もありますしねHAHAHA!
クレイグの場合、最初から副業としてウイスキーを作り始めたと言います。
聖職者的にこれはどうなのよ――。
とツッコミたくなりますが、まだアメリカが独立したばかりの頃ですから、どこもかしこもお金がなくて大変だったんでしょうね。
ウイスキーは既にアメリカ国民の人気を集めていたお酒だったので
「皆のために美味しいお酒を作るのなら、主もお許しくださるに違いない!」
という感じでしょうか。
バーボンもウイスキーの仲間です
そもそもバーボンって何なのか?
バーボンやらスコッチやら似たようなお酒は色々とありますが、全てウイスキーの種類です。
ウイスキーという大きな括りの中にバーボンやスコッチという中カテゴリがあるわけですね。
ビールという括りの中に黒ビールとか各地の地ビールがあるみたいな。
そしてその違いは、ウイスキーの場合、特に産地がカギになります。
今は世界中でウイスキーを作っていますけれど、中でも生産量が多かったり人気のあるものを5大ウイスキーと呼んでいます。
【世界の五大ウイスキー】
・スコッチ
・アイリッシュ
・アメリカン
・ジャパニーズ
・カナディアン
上記の5種類で日本も入っているんですね。
馴染みのあるウイスキーはみんなここに入ると思われます。
この大きなカテゴリの中で、さらに細かい産地ごとに名前がついていきます。
バーボンはアメリカンウイスキーの中の一種類です。
つまり「アメリカで作っているウイスキーのうち、産地などの条件を満たしたもの」=バーボンということになります。
この「条件」については、ややこしいので省略させていただきますね。
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