ビリー・ザ・キッド(右)とカラミティ・ジェーン

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ビリー・ザ・キッドと凄腕の女性ガンマン「カラミティ・ジェーン」

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インディアンとの戦争で斥候を担った女性ガンマン

同世代のガンマンとして「カラミティ・ジェーン」と呼ばれた女性もいます。

女性なのにガン”マン”というのも妙に感じますが、英語で”gunman”だと性別関係なく「銃の名手」らしいのでこのままでいいでしょう。

カラミティ・ジェーンの本名はマーサ・ジェーン・カナリー。

6人きょうだいの長女で、一家揃ってあっちこっち転居を重ねているうちに両親が亡くなってしまい、弟や妹達を養うため、飲食店での下働きや看護婦、牛飼いなど何でもやっていたのだとか。

絵に描いたような苦労ぶりですね。

そんな生活だったので正規の教育は受けられなかったのですが、最低限の読み書きができたからか、軍のお偉いさんに認められてインディアンとの戦争における斥候(スパイ)として働きはじめます。

同時に男装も始めていて、写真を見るとなかなかサマになっていますね。

カラミティ・ジェーン/wikipediaより引用

 

西部劇も時代劇も最近見かけませんよね

彼女を雇ったお偉いさんの名については、彼女の証言がアテにならないためはっきりしていません。

自伝では他の凄腕ガンマンと結婚していたとかいなかったとか、エライ将軍に目をかけられていたとかいろいろ書いているので、いっそ作家になったほうがよかったんじゃないかという気がします。

二人ともいつ銃を扱い始めたのか、どこで手に入れたのかなど詳しいこともわかりません。

アメリカが当初から銃社会だったために、かえって記録に残らなかったのでしょうね。

一昔前は毎週のようにどこかのチャンネルでやっていた西部劇。

最近あまり見かけないのは、そういった理由が影響しているのでしょうかね。

日本の時代劇もどんどん無くなってきているので、東西でなんだか似たような現象になっている気もします。

社会的背景が以前とは大きく変わっているからですかね。

長月 七紀・記

【参考】
ビリー・ザ・キッド/Wikipedia
カラミティ・ジェーン/Wikipedia
西部開拓時代/Wikipedia

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