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山本耕史三成や草刈正雄昌幸がソックリ過ぎて驚嘆!青森県田舎館村の田んぼアートが出来るまで

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    皆さんは、ここ数年秘かに盛り上がっている夏の風物詩・「田んぼアート」をご存知でしょうか?

    文字通り「稲の栽培」によって水田に絵を描くアートなのですが、こればっかりは口で説明するよりも写真をご覧いただいた方がお早い。

    それが上記の写真で、歴史ファンの方ならすぐにわかりますよね。

    大河ドラマ真田丸石田三成(山本耕史さん)と、真田昌幸(草刈正雄さん)。

    「写真かよ!」

    と、一目見た瞬間、ツッコミたくなる本当に見事な完成度であります。

    こちら、青森県田舎館村で1993年から毎年行われているもので(今年で実に24回目!)、作品はすべて「古代米等も用いた稲の色」で表現されておりまして。

    当たり前ですが、ペンキで着色なんかしておりません。ほんと驚嘆するばかりの作品はいかにして作られるのか?

    今回、田舎館村様(→link)のご厚意を頂戴し、制作過程の画像をお借りして参りました。

    山本耕史さんのイケメン三成が完成するまで。日付と共にとくとご覧あれ!

    ◆2016年5月13日

    石田三成0513

    こんな何もないところに? そんな印象を持たれるでしょうか。

     

    ◆2016年5月29日

    石田三成0529a

    皆の者、田植えスタートじゃ~! 無秩序に見えて、それぞれ細かく割り振られているんでしょうね。完成図から考えてみれば、相当に神経を使う作業のハズです。

    田舎館村担当者さん「コチラは“田植え体験ツアー”というイベントの光景です。事前の申し込みが必要になりますが、今年は1,300人のお客さまにご参加いただきました」

    皆の者、来年は自ら参加じゃ~!(田舎館村HPはコチラ

     

    ◆2016年6月2日

    石田三成0602a

    ウホッ! うっすらと浮かんでますね。なんか可愛いですな。特にヒゲがw

     

    ◆2016年6月10日

    石田三成0610a

    線がキッチリして参りました。撮影された方はさぞかしワクワクされたでしょう。

     

    ◆2016年6月15日

    石田三成0615a

    下段の「田んぼアート」という文字もかなり浮かんできております。ここまで田植えから2週間ちょい。いやぁ、子供と稲の成長は早いもんですのぅ。

     

    ◆2016年6月23日

    石田三成0623a

    三成といえば「大一大万大吉」の紋!

     

    ◆2016年6月30日

    石田三成0630a

    田植えから約1ヶ月。これで完成じゃないってんですから凄まじきクオリティですわ

     

    ◆2016年7月5日

    石田三成0705a

    堀北真希さんも間違えてダンナさんに声を掛けてしまうレベルになって参り……ました?

     

    ◆2016年7月14日

    石田三成0714a

    何がスゴイって、顔の中に影の線を入れて、表情を描き出しているところですよね。

    田舎館村担当者さん「7月5日と14日の間に草取りを実施しました。分かりやすいのは石田三成さんの顔です。シミやシワがあったのですが、草取り後は若返ったようにキリッとした表情になりました」

    確かにそうですね!

    なんだか深い三成愛を感じます。そういえば石田三成って、実は処刑されずに青森へ逃亡していた……なんて逸話はさすがにありませんな。言い過ぎでした、サーセン(・ω・;)

    田舎館村担当者さん「石田三成は東北に逃げてきて…は、いないようですが、石田三成の次男・重成が関ヶ原の戦いの際に津軽へ逃げてきて、その後、別の姓を名乗ったとされています」

    そうでした!

     

    ◆2016年7月21日

    石田三成0721a

    ついに完成!!!

    真田丸旗の「丸」の字は非常に特徴的ですが、それもよく描かれてますなぁ。

    もう完敗っス><;

     

    石田三成真田昌幸0721b

    なお、真田昌幸さんの制作過程や、他の田んぼで描かれた『シンゴジラ』(7月29日公開)については、田舎館村様のサイトより御覧ください。

    あるいは現地へご見学に出かけるのが最良でしょうか。

    田舎館村担当者さん「田舎館村役場の近くに【刀の庵】という刀鍛冶さんがいらっしゃいます。こちらは個人宅ですが、有料で鍛冶場を見学することができ、真剣に触れることも可能です。見学日は10月9日までの毎週日曜です」

    とのこと! 武将ジャパンが歴史・戦国ファンの集いだと聞いて、このようなお気遣い情報まで頂戴してしまいました。夏休みは田舎館村へ行きたくなって参りました。

    文:五十嵐利休

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    編集管理人・五十嵐利休。 1998年に大学卒業後、都内の出版社に勤務。 書籍や雑誌の編集者を務め、2013年に新聞記者の友人と武将ジャパンを立ち上げた。 月間の最高アクセス数は960万PV超。 現在は企業のオウンドメディア運用やコンサルティング業務もこなしている。

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