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その日、歴史が動いた 災害・事故

天正大地震と共にたった一晩で消えてしまった帰雲城 山腹を削り人も山林も土砂と地中へ……

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いわずもがな、日本は地震大国です。
多分日本列島が大陸と離れた頃から、ずっとそうでしょう。
ですから、たかが十数年の間に多大な被害を出すような地震が集中することも珍しくはないわけで。
あっちこっちの征伐や朝鮮の役に隠れて忘れられがちですが、実は秀吉が権力を握っていた時代もその一つでした。

天正十三年(1585年)の11月29日、「天正大地震」と言われている巨大地震がありました。
この年は秀吉が紀州征伐をやったり関白になったりした年でもあります。
九州征伐の前ですから、まだ実質的には中央しか抑えていない状態ですね。
被害の割にマイナーというか資料が少ないのは、このせいでもあるでしょう。

そのため、他の巨大地震であれば震源や地震の大きさもだいたい推測されているのですが、天正大地震については見当すらつかないというのが正直なところのようです。
何せ、美濃付近を中心として本州をぶったぎるような範囲に被害が出たというのですから。
津波の記録があるだけでも、若狭湾から伊勢湾、三河湾、はたまたはるか遠い三陸でも影響を受けたそうです。
ガチで日本沈没しなかったのが不思議なほど。

他にも焼岳(長野県)が噴火したとか、12日間も余震が続いたとか、これを皮切りに大地震が頻発したとかいろいろいわれています。
「地震加藤」の逸話で有名な伏見の大地震もこの後の話ですし。

 

飛騨の山中の「帰雲城」が消えた!

さて、天正大地震で一番有名なのはおそらく帰雲城(かえりくもじょう)の話でしょう。
やたらとカッコイイ名前の城ですが、なんとこの地震で城下町ごと流されて埋没してしまった城なのです。
もちろん城主も領民も何もかも全部まとめて土の下。
助かったのは、たまたま旅に出ていたごく数名だったそうです。
旅から帰ってきて城も家もなくなってるとか、ほんと震えるどころの騒ぎじゃなかったでしょう。

「埋まっただけならすぐ発掘できるんじゃね?」とも思えますが、土砂崩れと川の氾濫が両方起きたとされていますので、今も城のあった場所がどこなのかさっぱりわかっていません。
土砂崩れの起きた場所が一番良く見える位置に「帰雲城跡」の碑が立っているだけで、そこで遺構や人骨などが見つかったわけではないのです。
ネット上にも結構写真が上がっていますが、何というか、……すごく、絶(句する光)景です……。
流石に少しずつ木が生えてきているものの、ほとんどは削れた土がむき出し。これだけの土砂が流されてきたら、もうオワタとしか言いようがありません。

城ごと流されてしまったため、城主の内ヶ島氏についてもほとんど資料がなく、わかっていることのほうが少ないくらいです。

一晩で消えた帰雲城の跡……/白川村役場HPより

 

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埋蔵金伝説も

しかし、周りに主要な産業がないにも関わらずこんなところに城を建てたということから、「金山持ってて、それでやりくりしてたんじゃね?」と言われていますね。
そのため埋蔵金伝説が生まれ、多くの銭ゲb……もとい、ロマンティストの関心を集めています。
実際に発掘をしている人もいるようですが、あまりにも手がかりが少なく費用もかかるため、まだ決定的なものは見つかっていないようです。
金より先に人骨が出てきそうな予感がゲフンゲフン。
シュリーマン(トロイア遺跡を見つけたはいいけどボロボロにした人)みたいな人が出てくれば見つかるかもしれませんが、いつになるやら。

帰雲城という名前は背後の帰雲山からとったもので、「流れる雲はこの山頂に行き着くと、元来た空に帰る」という伝説が大元だそうです。
城が返ったのは土でしたけど。

ちなみに帰雲城は、世界遺産で有名な白川郷のごく近くにあります。
日本で一番美しい村と、日本で(多分)唯一埋もれた城が同じ範囲にあるというのは何だか不思議ですね。

長月七紀・記

参考:

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白川郷
朝日新聞





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