日本初の歴史・戦国ポータルサイト

BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

スポンサーリンク

その日、歴史が動いた 学者・医師

日本中の子供達をビビらせたノストラダムスの予言って何だったんだ?

更新日:

 

ロマンの膨らませ過ぎにも要注意

個人的な話で恐縮ですが、最近「歴史が嫌い」という方に何人かお会いする機会がありまして。
「本当にそういうことがあったかどうかなんて誰にもわからないのに、何で信じるの?」と思うからだそうですが、まあ確かにそれもそうですよね。
そこでどんな想像を膨らませるかがロマンというものですが、行き過ぎるといくら歴史好きでも「オイオイ」みたいなことにもなるわけで。
今回はその最たる例の一つと思われるお話です。

1503年(日本では戦国時代・文亀三年)、予言者として有名なノストラダムスが誕生しました。フランス語だと”ミシェル・ド・ノートルダム”というどこぞの鐘を連想するお名前なのですが、いつも通り有名なほうで統一させていただきます。
実は、彼の本職は予言者ではありません。学問オールマイティといった感じで、詩作だけでなく医師をやっていたり、いろいろこなしています。
身分があまり高くなかったため、あまり彼個人に関して正確な足跡はわからないのですが、まあ定説でいきましょう。

星を見るノストラダムス/wikipediaより引用

星を見るノストラダムス/wikipediaより引用

 

スポンサーリンク

2つの大学を卒業し本も出している

ノストラダムスはフランスに移り住んできたユダヤ人の子孫だといわれていて、アヴィニヨン大学とモンペリエ大学を出て学問を身につけました。元からそれなりに資産がある家だったのでしょうね。

頭の良さはホンモノで興味の幅も広く、「化粧品とジャム論」という本も書いています。この場合どちらかというと化粧品というよりは薬に近いものですが、当時の知識&彼個人の見解で書いたものなので、効用については「お察しください」といったところのようです。どちらかというとジャムやお菓子のレシピ集として重要視されているんですが、それでいいんか。
某アトリエなゲームでも錬金術師のはずなのにお菓子とか料理作ったりしますから、ヨーロッパの感覚だと似たようなものなんですかね。ホント「欧州情勢は複雑怪奇」ですわあ。

化粧品とジャム論/wikipediaより引用

化粧品とジャム論/wikipediaより引用

 

スポンサーリンク

一神教関係でよく出てくる「預言者」とは違います

さて、こうしてさまざまな本を書いたノストラダムスは、後半生に入ってから占星術師としても活動し始めます。例の「予言」もその時期に書かれた詩です。
ですから、本人としては半分ノリで「将来こんなことが起きるかもねーw」程度の感覚で書いていたかもしれません。

その後いくつかそれっぽい出来事が当てはまってしまったために、純粋な人々が「さすがノストラダムス!俺たちにわからないことを平然と当ててみせる!そこに(ry」といったようにテンションMAXで広めてしまい、20世紀末の日本でちょっとしたお祭り騒ぎになった……という経緯だったのではないでしょうか。

ちなみに一神教関係でよく出てくる「預言者」はちょっと意味が違います。
日本語だと漢字がよく似ているのでわかりづらいですが、こちらは「神の言葉を”預かる”者」という意味です。厨二とかpgrすると真面目な人たちに殴られるのでやめましょうね。おばちゃんとのお約束だ!
「予言者」のほうは書いたそのまま、「予め(未来の出来事を)言う者」です。テストで間違えると△つけられて-1点されてしまうかもしれませんので、学生さんは覚えておくといいかも。

 

1999年7か月 空から恐怖の大王が来るだろう

彼の予言で「当たった」として有名なものだと「”若き獅子が老いた獅子を殺すだろう”という詩」でしょうか。「フランス王アンリ2世がとある貴族と馬上槍の試合をした際、事故により亡くなったことを指している」という話です。

が、詩の中に具体的な名前や「王」という単語が出てくるわけではないので、乱暴な言い方をすれば「解釈のほうを詩に合わせてあてはめた」という可能性も高いですよね。
ノストラダムスの予言についてはこういうものがほとんどなので「そのものズバリを言い当てたものは存在しない」ということもできます。
これは有名な「恐怖の大王」の詩についても同様です。

ウィキペディア先生から邦訳をお借りしてツッコんでみましょう。

”1999年、7か月、
空から恐怖の大王が来るだろう、
アンゴルモワの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために”

まず当時とは暦が違うため、「1999年7か月」が現在の暦(グレゴリオ暦)でもそのまま当てはまるとはいい難いことなど、そのまま受け取るにはハテナがつく点がたくさんあります。
例えば、「恐怖の大王」の「恐怖」の部分については原文と写本で違う単語になっていることがままあり、どちらが正しいのか既にわからなくなってしまっているのです。この時点で写本の意味ないですよね。
もしかしたら他にも書き落としや誤植があって、「1999年7か月」は「(この詩を書いてから)「1999年後の7月」だった……なんてこともあるかもしれませんし。こういうの言い出すとキリがないですけども。

現存最古の予言集

現存する最古の予言集だそうです/wikipediaより引用

 

えっ? チンギス・ハーンの再来って・・・えぇっ???

そして「恐怖の大王」が蘇らせようとしていた?「アンゴルモワの大王」については、「フランス・アングレーム地方のお偉いさんという意味ではないか」という説があります。他にも「モンゴルのアナグラムで、この詩全体がモンゴルの脅威を示している」という解釈があったり、これまた説が分かれていてカオス状態です。
ノストラダムスの時代にはモンゴル帝国は既に分裂して「帝国」とはいい難い状態になっていましたので、「チンギス・ハーンの再来といえる人物の登場を(ry」なんて説もあります。

最後に、「マルス」はローマ神話の軍神のことですが、他にも火星(マーズ)や3月(マーチ)の語源だったりするので、どの意味で受け取るかによってこれまた文脈が全く変わってきます。
一番わかりやすいのは3月ですが、そうすると「何年の」3月なのかわかりませんしね。

ノストラダムス本人は誤植等に大変厳しい人だったため、存命中は目を光らせていたようですけども、さすがに死後はそうもいかず、反比例して写本と学説が増え続けて現代に至ります。
お空の上で「そういう意味で書いたんじゃないんだけどな(´・ω・`)」と思っているかもしれませんねえ。

 

長月 七紀・記

スポンサーリンク

参考:ノストラダムス/wikipedia

 

 





1位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


2位 わろてんか主人公
吉本せい波乱の一生


3位 西郷隆盛49年の生涯!


4位 史実の真田幸村とは?


5位 最上義光 名将の証明


6位 ホントは熱い!徳川家康


7位 意外と優しい!? 織田信長さん


8位 毛利元就の中国制覇物語


9位 伊達政宗さんは史実も最高!


10位 最期は切ない豊臣秀吉


注目! 史実の井伊直虎とは?


注目 わろてんか伊能栞
(高橋一生さん)のモデル
小林一三とは?





井伊家 井伊直虎 井伊直政 小野政次 龍雲丸
織田家 織田信長 濃姫 織田信忠 織田信雄 織田信孝 三法師 平手政秀
徳川家 徳川家康 結城秀康 徳川秀忠 松平信康 酒井忠次 榊原康政 本多正信 水野勝成
豊臣家 豊臣秀吉 豊臣秀長 豊臣秀次 福島正則 加藤清正 豊臣秀頼
伊達家 伊達政宗 伊達成実 義姫
最上家 最上義光 鮭延秀綱 山形城 大宝寺義氏 山野辺義忠
毛利家 毛利元就 毛利隆元 吉川元春 小早川隆景 毛利秀元 陶晴賢
島津家 島津義弘 島津の退き口
真田家 真田幸村 真田信之
立花&高橋家 立花宗茂 立花道雪 立花誾千代 吉弘統幸
浅井・朝倉家 朝倉宗滴 姉川の戦い 金ヶ崎の退き口
前田家 まつ 豪姫 前田利長 前田利常
黒田家 官兵衛が長政を叱責の真相
北条家 河越夜戦 小田原征伐 のぼうの城の真実
細川家
仙石家
長宗我部家
武田・上杉家
諸家 足利義輝
剣豪・武術・忍者 宮本武蔵
キリシタン ルイス・フロイス
合戦 桶狭間の戦い 長篠の戦い 手取川の戦い 厳島の戦い 月山冨田城の戦い

◆薩摩藩 西郷隆盛 島津斉彬 大久保利通 小松帯刀 西郷従道
◆長州藩 木戸孝允 木戸松子 高杉晋作 山県有朋


◆古代 安倍晴明
◆江戸 葛飾北斎
◆世界史 クレオパトラ ルイ16世 チェ・ゲバラ


わろてんか毎日の感想レビュー

-その日、歴史が動いた, 学者・医師
-

Copyright© BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン) , 2017 AllRights Reserved.