アフリカ

コブラに胸を噛ませて自殺した世界一の美女~計算通りに死ねるもの?

こちらは2ページ目になります。
1ページ目から読む場合は
コブラで自殺
をクリックお願いします。

 

 自殺に使われたアスプコブラは神経毒

一口にヘビと言いましても、ハブとコブラでは毒の種類が全く異なります。

神経毒と出血毒、血液凝固毒、筋肉毒に大別されるのですが、クレオパトラが自殺に使ったとされる『アスプコブラ』は『神経毒』です。

アスプコブラがどの毒を持つか正確には調べられませんでしたが、おそらくαないしβブンガロトキシンではないかと推測。

コブラ科のヘビが持つこの毒は神経筋接合部でのアセチルコリンの働きを妨げます。

アセチルコリンはこの部分で神経から筋肉に収縮する命令を伝える物質ですので、その働きが妨害されると筋肉は緩みっぱなし(弛緩状態)になり、そこで横隔膜が麻痺してしまうと呼吸ができなくなって死に至るのです。

コブラで自殺したクレオパトラの死を描いた絵/wikipediaより引用

アスプコブラの毒は割と強く、小柄な女性であれば50mg程度の毒で死亡します。

しかし同程度の毒性で毒量が多いキングコブラ(体長3メートル)に噛まれても即死することはなく、死ぬまでに数十分程度はかかります。

もともとクレオパトラは毒に詳しく、眠るように死ねるアスプコブラを自殺の手段に選んだと伝えられますが……。

 

毒蛇で命を絶つワタクシ、カッコいい♪

ここからは私の推測になります。

『たとえコブラでも、毒蛇での自殺は時間がかかりすぎてイマイチかなぁ』と。

演出好きのクレオパトラはきっと『無花果の籠に隠した毒蛇で命を絶つワタクシってカッコいい!』と思ったに違いありません。

それらを総合して考えると

【何かの毒+毒蛇】

の合わせ技で自殺をしたのではないかと推理します!

まり先生の歴史診察室クレオパトラ

蛇足になりますが『クレオパトラはそれほど美人ではなかった』説も有力です。

しかしとても聡明な女性であったことは確かなようです。

カエサルも彼女の頭の良さと声の良さを褒める一方、容姿について褒めたとの記録は残っておりません。

ということは歴史コラムで「馬ちゃん先生の話おもしろーい」と思っていただけたら、そのうち「馬ちゃん先生は美人」ということにならないかと密かに期待しております。

そこ、ならないとか言わないっ!

みんなが読んでる関連記事

クレオパトラ
世界三大美女・クレオパトラ7世の生涯はキラキラどころか苦難の連続!

続きを見る

弓矢・鏃
戦国時代最強の毒はウ◯コ(破傷風)か! 合戦では矢じりに塗っていた?

続きを見る

おんな城主・お田鶴の方が井伊直平に飲ませた【毒茶】はフグ&トリカブトか?

続きを見る

日本最凶クラスの謀殺王・直家~畳の上で迎えた『尻はす死』とは?

続きを見る

戦国を生き抜いた秘訣は禁酒? なぜ元就は75歳まで長生きできたのか

続きを見る

チョコレート(カカオ)は薬だった? 戦闘でシャキーン!ハーレムでも……♪

続きを見る

スペインかぜ
【スペインかぜ】の正体は米国発のインフルエンザ! ナゼこんな名称に?

続きを見る

ジョン・スノウ
死神コレラを止めろ!致死率8割の恐怖から人類を救ったジョン・スノウ

続きを見る

文/馬渕まり(忍者とメガネをこよなく愛する歴女医)
本人のamebloはコチラ♪

戦国診察室表紙

『戦国診察室 お館様も忍びの衆も歴女医が診てあげる♪』(→amazon

【参考】
Wikipedia
世界最強の毒蛇ランキング トップ50(→link
神経毒と出血毒(血液毒)ヘビ毒 大研究(→link

TOPページへ

 



-アフリカ
-,