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戦国時代最強の毒はウ◯コ(破傷風)なのか?合戦では矢じりに塗っていた?

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戦国時代最強の毒
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骨が折れるくらいの重症で意識はハッキリ

破傷風に感染すると、通常は3~21日の潜伏期を経て開口障害(口が開けにくい)から始まる特有の症状をおこします。

開口障害の後は、ひきつり笑い→全身痙攣へと症状が進行。

その期間が短いと予後不良となります。

重症の破傷風は骨が折れるくらいの重症痙攣をおこしますが『意識はハッキリしている』ので悲惨です。

毒素が神経に取り込まれる前であれば抗毒素が効果を持ちますので、傷が土壌で汚染されるような怪我をした場合は念のため受診をすることをお勧めします。

ちなみに破傷風菌を純粋培養し、毒素を発見、抗毒素による治療(血清療法)を確立したのは『北里柴三郎』です。

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そうそう、江戸時代のスーパーひらめきマン『平賀源内』も破傷風で亡くなっております。

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どんだけ強い風力なんだ!と思っていた

余談ですが私が初めて【破傷風】という言葉を知ったのは、小学生の時に読んだ『恐竜の本』でした。

破傷風は人畜共通の感染症。

人間だけでなく牛や馬もかかる病気です。

私が見たのは「破傷風で骨が弓なりに変形した恐竜の化石(のけぞるような弓型)写真」でした。

おそらく傷口から感染し重症痙攣をおこし死亡したものだと思いますが、当時、破傷風を知らなかった私は「古代の地球では風速50メートルくらいの凄い風“破傷風”が吹くことがあり、この恐竜は風圧で骨が曲がったに違いない!」と勝手な解釈をしておりました。

……全然違ったよ! もう><;

蛇足の蛇足。

文中にあるドリフターズですが、主人公は島津豊久です(笑)。

島津豊久や織田信長などが中世ファンタジー風の異世界に召喚されるアクション系歴史ファンタジーで、めちゃくちゃな話ですがなかなか面白いのでお勧めです。

では、また♪


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文/馬渕まり(忍者とメガネをこよなく愛する歴女医)
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