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その日、歴史が動いた 災害・事故

規模がデカすぎる世界の森林火災「東京都が2個分」焼けてしまうことも……

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日本は「災害の多い国」として知られています。
逆に「日本では少なく、海外では大規模になりやすい災害」というものも存在します。

2009年(平成21年)2月7日は、オーストラリア東南部・ビクトリア州で大規模な森林火災が始まった日です。

ごくごく最近の出来事ですし、首都メルボルンのある州でのことでしたから、日本国内でも大きなニュースになりましたね。ご記憶の方も多いのではないでしょうか。
当時の衛星写真を見ても、あまりの煙の立ち込めように「この写真、縮尺いくつ?( ゚д゚)ポカーン」となってしまうような、歴史に残る規模の森林火災です。早速、振り返ってみましょう。

 

なぜ海外では大規模な森林火災を防げないのか?

ビクトリア州森林火災は1ヶ月以上燃え続けて3月14日に消えるまで、死亡者は173人、負傷者は400人以上に達し、最終的に焼けた面積はなんと約45万ヘクタールに達しました。広すぎて何がなんやら……。東京都の面積が約21万ヘクタールですので、都が2個分って計算でよろしいですかね。23区ではなく東京都全体です。

実は、オーストラリアでは1983年にも、ビクトリア州とお隣のサウス・オーストラリア州にまたがる、大規模な森林火災が起きていました。
このときも52”万”ヘクタールが焼けています。これまた身近なものに置き換えると、東京都が2個半ぐらいで。
……さっきから東京周辺ばかりの例えでスミマセン。各地の良い比較対象が見つかりませんでした(´・ω・`)
この辺を目安に、皆様のお近くの名所等で換算してみてください。

では、20年以上前に大規模な森林火災が起きているにもかかわらず、なぜオーストラリア政府は有効な対策が打てないのでしょうか? おそらく、日本人ならそう思うでしょう。
これにはオーストラリアを含めた海外と日本では、森林火災の発生原因が異なることが多いからだと思われます。

林野庁のホームページによると、日本で山火事が起きる場合、その原因のほとんどは人為的なものなのだそうです。つまり、放火や火の不始末ですね。
一方、海外の場合は、気候的な理由で自然に火がついてしまうことが非常に多くみられます。

メカニズムとしてはこんな感じです。

【わかっても不思議な山火事の自然発生】
元々雨が少ない土地(でも森はある)

枯れ葉が積もる

風で枯れ葉同士が擦れる

着火

風に煽られて火災が広がる

大規模な火災へ……

この他、落雷で着火したり、元々石炭など燃えやすいものが多い土地で、何百年も燃え続けたり……と、いろいろな原因があります。

 

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ユーカリの中には火事に強い種もあるとか

まとめると「日本では人の行動によって山火事に至ることがまれにある」しかし「海外では山火事もある意味自然現象のひとつである」という感じでしょうか。
そもそもが人間の手に負えるものではないんですね。

これを裏付けるものとして、「山火事によって成長を促進される木がある」という点が挙げられます。
コアラの食料として有名なユーカリの中には、山火事などで種が加熱されることによって、発芽しやすくなる種類があるのだそうです。そうでない種類のほうが多いらしいですが。
また、成長した後のユーカリは非常に燃えやすいのですけれども、それは表皮だけで、内側は火事から生き残ってさらに成長するのだとか。たくましいというか、なんというか……うまくできているものです。植物って人間含めた動物よりも、したたかに生きている感じがしますね。
オーストラリアではそんな感じで、おそらく有史以前から山火事を多く経験してきたのでしょう。

しかし、そうも言っていられない地域ももちろんあります。
ここ最近で有名なのは、アメリカ・カリフォルニア州の山火事でしょうか。
カリフォルニア州はここ何年も干ばつが続いており、非常に乾燥した気候になっています。元々湿潤な土地ではないのですが、地下水の汲み上げ過ぎで農業にも悪影響が出ているほどだ……というのは、その筋の間では有名な話です。
そんなところで火事が起こったら……あっという間に火が広がってしまいますよね。
2016年にも、8万人以上に避難命令が出されるほどの火事が起きました。

オーストラリアと似た気象条件の場所では、地中海沿岸のヨーロッパ側でも、2000年代以降に大規模な森林火災が報じられています。
2007年にはギリシャで27万ヘクタール、2016年にはフランス南部でも約2300ヘクタール以上が焼ける火災がありました。また、ついこの前の2017年1月には、南米・チリ中北部の7州で37万ヘクタール以上が焼ける火災が起きています。東京都で換算すれば2個弱の規模ですね。
こちらは鎮火したというニュースが見当たらないのですが、今どうなっているのでしょう……。現地では今真夏で、気温が高いことも鎮火の妨げになっており、外務省の情報によりますと「11名が死亡、3,782名が被災」されたようです。
日本政府は消火剤などの緊急支援をしたようで。チリといえば、最近は某事件でも聞く国ですが、この火事のせいで捜査が難航しているのかもしれませんね。

どこの国でも、人がいようといまいと火事は恐ろしいもの。
せめて人為的に起こしてしまうことのないように、気をつけたいですね。

長月 七紀・記

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参考:2009年ビクトリア州森林火災/wikipedia 山火事/wikipedia Black Saturday bushfires/wikipedia Ash Wednesday bushfires/wikipedia 日テレNEWS24 AFP BB NEWS 外務省

 





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