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富と権力の象徴・聚楽第! それは豊臣滅亡の凶兆でもあった!? 【戦国boogie-woogie vol.109】

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四国に続き九州を平定し、西日本を完全に傘下とした豊臣秀吉。
依然として北条、伊達などの坂東武者たちは勢力を保っているものの、彼等の手前にはすでに臣下となった徳川家康が立ち塞がり、もはや天下は時間の問題となっていた。
伴天連を追放し、地盤を固め、絶大なる権力を得て。
頂点に立った男がその先に見ようとしていたものは――。

 

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豪華絢爛から栄枯盛衰へ 実は悲しき聚楽第

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◆1586年に工事を始め、数ヶ月で完成した聚楽第。
豪華絢爛な装飾品で知られる秀吉さんの邸宅・政庁でしたが、間もなくここは後の関白にして秀吉の甥・豊臣秀次に譲られます。
秀次さんと言えば、後に秀吉と対立して悲劇に陥ったことで知られますよね。最近の発掘調査により、同城には新たな堀が見つかっておりますが、これも秀吉との対立から作らせたものでは?なんて見方も。
まさにこのギミックは、豊臣の家運を示しているように思えてなりません……

 

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北野大茶会開くど! 庶民も集まれ~!

戦国ブギウギ20160331-2
◆北野大茶会は秀吉が主催で開いたもので、その趣旨は「お茶(茶器)が好きな人、全員集合!」というド派手な内容でした。
大名や文化人はもとより町人や百姓も、茶好きなら誰でも参加してよいことになっており、それを迎えるのも秀吉の他に「千利休」「津田宗及」「今井宗久」という当代きっての茶人ばかり。
自らの威光を誇示するには最高の場だったんですね……。

 

野点(のだて)どころじゃない、不吉な雨が降り注ぐ

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◆当初10日間もの開催期間が予定されていた、なんて話もある北野大茶会ですが、2日目になって突如中止とされてしまいます。
理由は諸説ありまして。とりわけ注目されているのが、「思ったよりも人集まらなくて秀吉ブチ切れ→はい、終了!」というものです。プライド高い地元の京都人たちが秀吉にかしずくような催しを嫌い、足を運ばなったという話なんですね。
可哀想な秀吉さん。ここでは雨と疲労が原因としておきましょう(T_T)

 

夢枕に立ったアノ人は……誰?

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◆未だ北条や東北の諸勢力などを残していた秀吉ですが、日本の中心地、さらには諸外国との貿易盛んな西国を抑え、実質的には天下人でした。
何かが壊れていく。
聚楽第の竣工と北野大茶会には、振り返ってそんな意義のあった出来事だったのかもしれません。

 

(来週へ続く)

漫画・アニィたかはし
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