戦国時代の名勝負で、真っ先に挙げられるのは武田信玄と上杉謙信の北信濃をめぐる攻防であろう。
都合5度にわたって行われたとされる『川中島の戦い』で決着がつかなかったのは、まさに力が拮抗していたから。信玄と謙信という偉大なるカリスマがおり、現代においてもあまりに劇的な話のため知名度も高い。
しかし、である。
当時、激しい戦いを繰り広げていたのは、甲斐の虎と越後の龍だけではない。
三本の矢、あるいは厳島の戦いで名を馳せた毛利元就。そして、雷神を斬ったという逸話の持ち主・立花道雪。
両者もまた筑前国を舞台に何年も激しく合戦を繰り返し、最後は道雪に軍配が上がった。
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あの毛利を追い返すとは、一体、道雪とは何者なのか?
今週は、雷切刀の持ち主・立花道雪が主役だ!
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大友宗麟
◆部下が猿にイタズラをされる姿を見て笑っていたという大友宗麟をたしなめた道雪さん。「鉄扇で叩き殺す!」という、実に戦国スパルタなやり方でした。
一方で道雪は、主君への忠義も厚く、戦もハチャメチャに上手いことから、全国に名を馳せており、あの武田信玄が面会を望んだという逸話も。まぁ、作り話にしたって「勇将の下に弱卒なし」を地でいってたのは間違いないのでしょう。
なお、道雪さんの隣にいるのは、後に悲劇的な戦いで最期を迎える高橋紹運さんですね。
降誕祭
◆大友宗麟さんも、元は禅宗だったそうです。それがいつしかキリスト教へと傾倒。道雪の言うことを聞かずに島津へ攻め込み、フルボッコにされて一家衰退への道筋を作ったのも宗麟さんです。
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