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外国人が選んだ人気武将ランキング1位~5位
では、いよいよ上位5名の発表です!
5位 伊達政宗
まず、戦国時代の多くのサムライを指す言葉として“Ruthless”(無慈悲な、冷酷な、無情な)が用いられており、それは天下統一の為に必要な資質だったからと紹介されていることに驚きました。
その上で、戦の際にその暴力的な性質と無謀な姿勢により、目の当たりにした者全てに恐怖を与えた政宗ほど、その資質を持ったサムライはいないと評しています。
個人的に、政宗に対する印象が最も意外に感じました。
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4位 徳川家康
「織田がつき、羽柴がこねし天下餅、座りしままに食うは徳川」
この風刺の歌を引用し、信長や秀吉ほどの力は無かったもののリスクを回避しながらシッカリ土台を固めつつ天下を取った人物と評価されています。
「ボードゲームでもするように、封建社会でうまく立ち回った」
「人の弱点に敏感」
そんな表現があるように、人気は高いものの家康の「狸オヤジ」と揶揄される側面については、海外の方も同じような印象を持っているようです。
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3位 武田信玄
力を求めて激しく時には非情な戦いが繰り返される戦国時代において、稀な存在と評されています。
非常に大きな力を持っていたにも関わらず、天下統一よりも自分の納める国の問題を解決するために尽力することを選んだと紹介されているように、大きな力で相手をねじ伏せ誇示することだけが強さの証明ではないという思いは、万国共通かもしれませんね。
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2位 豊臣秀吉
秀吉については冒頭で、農民出身の下級足軽でサムライの血筋ではなかったので、血統を重んじる戦国時代に偉大な将軍かつ革新的指導者となるのは不可能なはずだったと述べられています。
サムライの家に生まれなかった者が自分の力でのし上がり、サムライの頂点である天下統一を成し遂げたというところに、秀吉の人気があるように思いました。
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1位 織田信長
やはりというべきでしょうか。
日本でも人気の高い織田信長が第1位でした。
ただ、織田信長の人物像について、
“no samurai was stronger or more cunning that Oda Nobunaga.”
織田信長ほど強く、抜け目のないサムライはいない
と表現されているのが意外でした。
“cunning”には、狡猾や悪知恵、ずる賢いなどの意味があるのです。
しかしその一方で、身分や血統によらない昇格システムや、楽市・楽座や外国との交易といった政治面などでの功績について高く評価されています。
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まとめ
いかがでしたか?
各戦国武将に対する海外の方の印象や着眼点にはとても興味深いものがあります。
海外の方が運営する日本文化についてのサイトやブログなども色々ありますので、辞書やネット翻訳を頼りに覗いてみてはいかがでしょう(※ちなみに、筆者は英語が得意ではありません)。
新たな面白さや魅力が発見できるかもしれませんよ。
なお、忍者についてのランキングも以下にございます。
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オギ ヤスエ・記
【参考】
Top 10 Fascinating Samurai-Listverse(→link)