外国人が選んだ好きな武将ランキング

戦国諸家

外国人が選んだ魅力的なサムライ(武将)TOP10には誰が入っているのか

こちらは2ページ目になります。
1ページ目から読む場合は
外国人が選んだ人気武将ランキング
をクリックお願いします。

 


外国人が選んだ人気武将ランキング1位~5位

では、いよいよ上位5名の発表です!

 

5位 伊達政宗

伊達政宗/Wikipediaより引用

まず、戦国時代の多くのサムライを指す言葉として“Ruthless”(無慈悲な、冷酷な、無情な)が用いられており、それは天下統一の為に必要な資質だったからと紹介されていることに驚きました。

その上で、戦の際にその暴力的な性質と無謀な姿勢により、目の当たりにした者全てに恐怖を与えた政宗ほど、その資質を持ったサムライはいないと評しています。

個人的に、政宗に対する印象が最も意外に感じました。

伊達政宗
伊達政宗は天下を狙っていた?派手な逸話を検証しながら70年の生涯まとめ!

続きを見る

 

4位 徳川家康

徳川家康/wikipediaより引用

「織田がつき、羽柴がこねし天下餅、座りしままに食うは徳川」

この風刺の歌を引用し、信長や秀吉ほどの力は無かったもののリスクを回避しながらシッカリ土台を固めつつ天下を取った人物と評価されています。

「ボードゲームでもするように、封建社会でうまく立ち回った」

「人の弱点に敏感」

そんな表現があるように、人気は高いものの家康の「狸オヤジ」と揶揄される側面については、海外の方も同じような印象を持っているようです。

徳川家康
徳川家康はなぜ天下人になれたのか?人質時代から荒波に揉まれた生涯75年

続きを見る

 

3位 武田信玄

絵・富永商太

力を求めて激しく時には非情な戦いが繰り返される戦国時代において、稀な存在と評されています。

非常に大きな力を持っていたにも関わらず、天下統一よりも自分の納める国の問題を解決するために尽力することを選んだと紹介されているように、大きな力で相手をねじ伏せ誇示することだけが強さの証明ではないという思いは、万国共通かもしれませんね。

武田信玄
武田信玄は本当に戦国最強の大名と言えるのか 戦歴や人物像に迫る53年の生涯

続きを見る

 

2位 豊臣秀吉

絵・富永商太

秀吉については冒頭で、農民出身の下級足軽でサムライの血筋ではなかったので、血統を重んじる戦国時代に偉大な将軍かつ革新的指導者となるのは不可能なはずだったと述べられています。

サムライの家に生まれなかった者が自分の力でのし上がり、サムライの頂点である天下統一を成し遂げたというところに、秀吉の人気があるように思いました。

豊臣秀吉
豊臣秀吉のド派手すぎる逸話はドコまで本当か~検証しながら振り返る生涯62年

続きを見る

 

1位 織田信長

絵・富永商太

やはりというべきでしょうか。

日本でも人気の高い織田信長が第1位でした。

ただ、織田信長の人物像について、

“no samurai was stronger or more cunning that Oda Nobunaga.”

織田信長ほど強く、抜け目のないサムライはいない

と表現されているのが意外でした。

“cunning”には、狡猾や悪知恵、ずる賢いなどの意味があるのです。

しかしその一方で、身分や血統によらない昇格システムや、楽市・楽座や外国との交易といった政治面などでの功績について高く評価されています。

織田信長
織田信長の天下統一はやはりケタ違い!生誕から本能寺までの生涯49年を振り返る

続きを見る

まとめ

いかがでしたか?

各戦国武将に対する海外の方の印象や着眼点にはとても興味深いものがあります。

海外の方が運営する日本文化についてのサイトやブログなども色々ありますので、辞書やネット翻訳を頼りに覗いてみてはいかがでしょう(※ちなみに、筆者は英語が得意ではありません)。

新たな面白さや魅力が発見できるかもしれませんよ。

なお、忍者についてのランキングも以下にございます。


あわせて読みたい関連記事

外国人が選んだ忍者の伝説10選
外国人が選ぶ「忍者(NINJA)の伝説10選」が日本人も知らないマニアックさよ

続きを見る

源義仲・木曽義仲・木曾義仲
なぜ木曽義仲は平家討伐に活躍したのに失脚へ追い込まれたのか?

続きを見る

源頼朝
源頼朝が伊豆に流され鎌倉幕府を立ち上げるまでの生涯53年とは?

続きを見る

コメントはFacebookへ

源義経
戦の天才だった源義経~自ら破滅の道を突き進み兄に追い込まれた31年の生涯

続きを見る

源為朝
源平時代の最強武士・源為朝~身躯2m超の暴れん坊伝説が凄まじい

続きを見る

中世合戦の天才が千早城でキレッキレ【まんが日本史ブギウギ】

続きを見る

オギ ヤスエ・記

【参考】
Top 10 Fascinating Samurai-Listverse(→link

TOPページへ


 



-戦国諸家

×