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【日本史マンガ】地味で大人しく、受験に出る項目がない光仁天皇……って、ナメんな!

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孝謙天皇から孝謙上皇となり、そして称徳天皇へ。
奈良時代で最も激しく揺れた動乱の時代は、光仁天皇の即位によって終わったかのように見えた。

しかし……。

世の中は滅びる者あれば、栄える者現れるのが世の常。
日本史の教科書では大人しい存在の光仁天皇もまた、その道へと進もうとしているのであった――。

日本史ブギウギ、第26話、スタート!

◆そもそも8歳で父を亡くしていた光仁天皇は、幼き頃から非常に立場の弱い存在でした。
孝謙~称徳天皇の在位期間に激化していた政争に巻き込まれずに済んだのも、それが逆に功を奏したからかもしれません。
日本史受験でも、これといって出題されそうな事項も思い浮かんできません……というのは、あくまでお勉強でのお話。
決しておとなしいだけの天皇ではなく、自身が天智天皇の孫であり、天武天皇系の妻・井上内親王とは何やらキナ臭くなっていくのでありました……。

 

◆光仁天皇と井上内親王を巡る怪しげな動き。
それを敏感に察知したのが、権力には凄まじく感度の良い藤原氏です。
彼らもまた、同族の中で激しい政争を相変わらず続けておりまして。
北家の藤原永手が亡くなり、にわかにチャンスが巡ってきたのが式家でありました。

※何度も掲載しておりますが、今一度、藤原四家のご確認を

・藤原武智麻呂(藤原南家開祖)←恵美押勝
・藤原房前(藤原北家開祖)←藤原永手(後の藤原道長もココ)
・藤原宇合(藤原式家開祖)←藤原百川・藤原好継
・藤原麻呂(藤原京家開祖)←マイナー

 

◆山部王とは? ネタバレになりますが、この御方こそ、後の平安京遷都を実現させる桓武天皇です。
光仁天皇の第1王子。
ゆえに、最初からエリート街道ド真ん中と思われがちかもしれません。
実態は違いました。母・高野新笠の身分が低く、皇太子になる可能性は薄かったのです。
何がどうして後の桓武天皇となったのか?
この後も魑魅魍魎の政界大戦争は続くのであります。

 

◆それは772年のことでした。
光仁天皇を呪詛したとして井上内親王が皇后の座を追われ、息子の他戸親王もまた皇太子を廃されます(光仁天皇呪詛事件)。
そればかりか、すべての身分を剥奪されて、庶民と同じ扱いとなり、しまいには幽閉先で亡くなってしまい……。
変わりません。称徳天皇在位の頃から何も変わりません。
同事件の背景では前述の藤原百川らが暗躍していたという見方があり、暗殺と見る方が自然なのであります。
桓武天皇という、新しい世の中への、うねりの中で起きた些末なこと。
と、歴史の授業では流されがちな場面でありますが、そこにはやはり激しいドラマがあったのでした。
称徳天皇の崩御から、わずか2年後のことです。

 

※次週へ続く

【過去作品はコチラから→日本史ブギウギ

著者:アニィたかはし




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武将ジャパンで新感覚の戦国武将を描いた『戦国ブギウギ』を連載。
従来の歴史マンガでは見られない角度やキャラ設定で、日本史の中に斬新すぎる空気を送り続けている。間もなく爆発予感の描き手である(編集部評)

 

 

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