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【ゴローニン事件】
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日本幽囚記
◆ゴローニンの記した『日本幽囚記』は欧州で広く読まれることになり、ヨーロッパの人々にディープな日本人論を広めました。
ゴローニンには中々の文才があったようです。
種痘
◆牛の牛痘膿を利用して、人が種痘の免疫を獲得する。
【牛痘法】を成功させたのが英国エドワード・ジェンナーでした(1798年に発表)。
それがマカオに到達したのは1805年。
残念なことに日本へ入ってきたのは、それから44年も後になる1849年です。
大坂の緒方洪庵らの努力もあって1858年から公的に認められ、江戸でも始まります。
ゴローニン事件が1811年のことでしたから、一刻でも早く広まって欲しかったんですけど……。
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著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休
【参考】
国史大辞典
ほか
武将ジャパンで新感覚の戦国武将を描いた『戦国ブギウギ』を掲載!