縄文・弥生・古墳

縄文人は貝ばかり食べて「ノロウイルス食中毒」にならなかったん?

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縄文人とノロウイルス
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縄文時代のウ◯コ処理 それが問題だ

牡蠣によるノロウイルス食中毒。

それは縄文時代に頻発していたか?

三内丸山遺跡/Wikipediaより引用

三内丸山遺跡/Wikipediaより引用

ここで考えなければならないのは、相反する2つの仮説です。

仮説①人口がわずかだったから海に流れるウ◯コが少なくノロも少ない

仮説②ウ◯コを浄化せずに流すからノロも多かった

さて、どちらでしょう?

こればかりは何千年も前にタイムスリップしなければ詳細は確認できませんが、馬ちゃん先生の勘では①の方かなぁと考えます。

あやふやでスイマセン。

が、縄文時代は、現代のような過食・人口密集という条件には当てはまらなさそうなので、前者が有力かなぁと思う次第です。

むろん、現在に比べて衛生観念が希薄なことや、冷蔵技術が未発達だったことを考えると、

『普通の食中毒は多かった』

と思います。残念ながら、食中毒は骨に残らないので、これも推測の域を出ないのですが……。

と、あやふやな回答で終わるのもシャクなため、縄文時代の食生活についても調べてみましたので、続けます!

 

貝は食べる部分が少な過ぎまして

まず縄文時代のゴミ捨て場が『貝塚』と呼ばれることから「縄文人は貝を沢山食べていたのだろう。もしかして主食?」と思われるかもしれません。

実は違います。

三内丸山遺跡の竪穴式住居/Wikipediaより引用

三内丸山遺跡の竪穴式住居/Wikipediaより引用

ご存知のとおり貝塚からは貝殻・土器・動物の骨などが多く発見されています。

貝の種類はヤマトシジミを中心に、ハイガイ、アカニシ、シオフキ、ハマグリ、カキなど多彩。

「じゃあやっぱり貝じゃん!」と思ったアナタ!……貝殻は後世に残りやすいでしょ?

小魚なんかは骨も残さず食べていたと思いますし、そもそも山菜や木の実などは痕跡が残りにくいですよね。

縄文時代の食生活を書いた論文にこんな解説がありました。

ドングリやクリなどの木の実や山芋などの根茎類は可食部分が70-85%と高く、カロリーも高い。

一方、貝類は可食部がたったの15-25%でカロリーも低く非効率的だった。

魚や獣肉はその中間。

そこで縄文人は木の実や根茎類を中心として補完的に魚や獣肉を食べていた。

ドングリやトチはそのまま食べることはできず、アク抜きをしてから調理していた模様です。

なんだか……グルメ?

 

お肉に木の実や野鳥の卵を混ぜてハンバーグゥ!

縄文時代の食生活は基本的に採取によるものです。

春から秋は山菜、秋は木の実を取り、季節に応じた魚や貝、動物を狩猟し食べていました。

そして驚くことに食料を保存する技術も持っていました。

木の実は貯蔵庫に蓄え、肉や魚を干したり蒸したり、日持ちするようにしていたそうです。

縄文人の歯を見ると、江戸時代の人よりエナメル質の発達が良く栄養バランスのとれた食事だった模様。

また、世界の他の狩猟民族と比べ虫歯率が高かったことから、炭水化物もそれなりに摂取していたと考えられます(ちなみに弥生時代になると稲作が盛んになり、さらに虫歯が急増します)。

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そうそう、縄文時代の出土品の中には、獣肉に木の実を混ぜ、更に野鳥の卵まで入れて焼いた『ハンバーグ』があったそうです。

おまけに『果実酒』を飲んでいたとも考えられるそうで……縄文人って、グルメすぎ!

まり先生の歴史診察室貝毒

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文/馬渕まり(忍者とメガネをこよなく愛する歴女医)
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【編集部より】
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【参考サイト】
縄文時代の環境,その1/地質ニュース(→link
群馬県埋蔵文化財調査事業団(→link
縄文ハンバーグをつくる(→link
貝から出たおいしさ(→link
貝毒/wikipedia
ノロウイルス/wikipedia
有毒プランクトンと貝毒発生(→link
医の達人(→link

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