伊勢神宮・宇治橋鳥居

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日本人が知らない伊勢神宮七つの秘密~初詣でお賽銭投げたらダメ

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アクセス情報・基本編

JRではなく近鉄が名古屋方面から大阪方面からも便利です。

自家用車もまわりに駐車場(有料)がありますが、年末年始や週末はとくに内宮への道は1車線に規制(1車線はバス専用)になり、渋滞の列にはまると戻ることもできなくなります。

そのため、比較的空いている外宮の周辺の有料駐車場に車を置いて、外宮と内宮はシャトルバス(有料)で移動することをオススメします。

外宮=近鉄・JR伊勢市駅下車徒歩5分。

内宮=近鉄宇治山田駅か五十鈴川駅下車でバスで内宮前へ。

 

アクセス情報コツ1・内宮を直接目指さない

伊勢神宮に行くには、電車と車がある。

しかし、初詣・お正月に車で行くことは避けたほうが無難だ。どうしても、という場合は次のような方法をおすすめする。

伊勢神宮の内宮の最寄りの伊勢自動車道伊勢西インターチェンジは、通常なら出口を下りて2キロ、5分ほどで門前町のおはらい町(おかげ横丁は同町内)手前の比較的大きな駐車場(グーグルマップでは内宮B4駐車場で検索)に入れることができる。

ただし、大みそかやお正月は、周辺の道路が1車線分がバス専用に規制され1車線のみになる。

インターを下りられても、すぐに1車線しかない大渋滞のため、引き返すこともできず、何時間も駐車場に入れないこともあるくらいだ。

99%自家用車の目的地が限られた数の駐車場に向かうからだ。

 

アクセス情報コツ2・手前で下りてから

自家用車でいくなら、最初から伊勢自動車の伊勢西IC手前の玉城ICで下り、外宮の伊勢市駅を目指すのがよりベターだ。

伊勢市駅の周辺にはコイン駐車場が多くある。

玉城ICを過ぎてしまったら、伊勢西ICの先(次の伊勢ICが有料区間の終点のために下りてしまいがちだが、同じように大渋滞にはまるのでパスする)にある、無料区間(伊勢二見鳥羽ライン)の楠部ICでおりる。

12月31日午後10時~1月1日午後4時(入庫時間)、2日、3日、6日、7日(午前9時~午後4時・入庫時間)には、楠部ICに近い三重県営サンアリーナの駐車場(1回1,000円)で開放され、ここから内宮と外宮にシャトルバスが出る「パーク&ライド」が行われる。

ナビでは「三重県営サンアリーナ」で検索しよう。

上記のほか、近鉄の朝熊駅やJR参宮線の五十鈴ヶ丘駅などの周辺でコインパーキングにとめて、電車で近鉄・JRともに伊勢市駅(近鉄は宇治山田駅でも可)で降りて、歩いて5分でいける伊勢神宮の外宮からお参りして、外宮からは目の前に止まる路線バスで内宮に直行する。

バスは1車線を占有しているので、大渋滞を横目にすいすい行ける。内宮に距離的に一番近い、近鉄・五十鈴川駅で降りてバスという手もあるが、本数が少ないので注意が必要だ。

繰り返すが、幸せな気分で初詣をしたいならば内宮に車で向かってはいけないというのが結論だ。

「らくらく伊勢もうで」のHP(→link)では上記のパーク&ライドの案内のほか、ライブカメラで周囲の道路の混雑状況が確認できる。

伊勢自動車道の安濃サービスエリアで休憩し、状況を確認の上、伊勢西の手前で下りるか、渋滞覚悟で強行突破するかの覚悟を決めよう。

 

アクセス情報その3・絶対に近鉄だ!

ベストな参拝方法は、この時期は絶対に、電車+バスの公共交通機関に限る。

よく宣伝される「公共交通機関をご利用ください」というフレーズはこの時期の伊勢神宮にとってはまぎれもなく真実である。

電車は近鉄とJRがあるが、名古屋(東京)方面からでも、大阪方面からでも、近鉄のほうが利便性が高い。

JRの関西本線・伊勢線は「本線」とは名ばかりの名古屋では通常3両以内の編成のローカル線扱いで、指定の快速みえも4両編成しかなく、圧倒的に利便性が劣るので、近鉄よりも指定席が安くても通常は近鉄を使う。

また、この時期はまず座れないので、近鉄名古屋から1,320円特急料金が必要だが、近鉄の特急(だいたい1時間に2本、所要時間は約1時間20分)をとれたら、大吉を引く並みにラッキーと思い、迷わず席をとろう。JRにも指定席のある快速みえ(1時間に1本)がある。

ただし今年は新型コロナウイルスの影響もあり、実際に出向く時は伊勢神宮や各社で詳細を確認してからにしておこう。(編集部)

文・恵美嘉樹(歴史・旅作家)
【主な著書】
『日本古代史紀行アキツシマの夢(ウェッジ)』(→amazon
『日本の神様と神社(講談社)』(→amazon
『全国「一の宮」徹底ガイド(PHP研究所)』(→amazon
『図説 最新日本古代史(学研プラス)』(→amazon
『日本古代史の謎(学研プラス)』(→amazon

【参考】
『伊勢神宮の成立 (歴史文化セレクション)』(→amazon
『古代の都と神々―怪異を吸いとる神社 (歴史文化ライブラリー 248)』(→amazon
『伊勢神宮と古代王権: 神宮・斎宮・天皇がおりなした六百年 (筑摩選書)』(→amazon
『古代国家はいつ成立したか (岩波新書)』(→amazon
『図説 伊勢神宮 (ふくろうの本/日本の歴史)』(→amazon
『伊勢と出雲の神々』(→amazon
『事典 神社の歴史と祭り』(→amazon
伊勢神宮(→link

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