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【八重の桜】
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Q6: 歴史的な正確性はどうですか?
A6: 長州幕末史の専門家が軒並み逃走したとしか思えなかった『花燃ゆ』。
島津家現当主が苦言を呈した『西郷どん』。
一方、本作は会津の郷土史エキスパートが考証を担当し、会津松平家当主も絶賛したほどです。地元からも会津の魅力が伝わったと、感謝されておりました。
時代的な正確性は高く、最近の学説を積極的に取り入れております。
むろんフィクションですから、創作部分や誇張はありますが、『西郷どん』のような、
「幕府が薩摩をフランスに譲ろうとしていた!」
なんて、やってはいけない一線を越えてはおりません。それが良識的な大河ドラマのはずなんですが……。
Q7: 会津の魅力は伝わって来ますか?
A7: はい。ロケ撮影の美しい景色、女性キャストの着用する会津木綿、登場人物が食べる料理。
全部考証バッチリです。
謎のおにぎり推しの『花燃ゆ』、薩摩でも京都でも鰻をずーっと食べている『西郷どん』とは違います。
会津観光にも大きく貢献しました。
Q8: 男尊女卑や身分格差等は押さえてます?
A8: バッチリです。八重は、女なのに鉄砲を学ぼうとして、いくつも壁に当たります。
そんな八重が、明治以降は、自分の味わった女性ならではの壁を取り払うため、女子教育に尽力するのです。
謎のヒロイン補正がかかる『花燃ゆ』。
薩摩なのに男尊女卑のかけらもない『西郷どん』とは違うのだ!!
Q9: 会津の悪いところも描きますか?
A9: はい、会津のダメさ加減もバッチリ描いています!
会津だけが正義ではありません。
金がない。
保守的。
思考に柔軟性が欠ける。
とまぁ、ズブズブと泥沼に突っ込んでゆく悲劇性もきっちりと描いています。これはちょっと容赦ないんじゃないか、と思えたほど。
しかし、そこを逃げない誠意こそが面白さに繋がったのです。
それでは以下の本文にて、更に7つの魅力を語らせていただきます!
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