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その日、歴史が動いた 世界史データベース

世界各国、新聞の歴史を振り返る 「瓦版」は読み上げながら売り歩くため「読売」と呼ばれ……

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「活字中毒」という嗜好(?)がありますが、読む対象はいろいろありますよね。文字なら何でもいいという人もいますし、小説だけという人もいますし。
本日はそんな「活字」の代表格であるアレのお話です。

明治五年(1872年)2月21日は、「東京日日新聞」(現在の毎日新聞)が創刊された日です。

このため2月21日は「日刊新聞創刊の日」でもありますが、新聞という形態はもっと昔からありました。
本日は新聞の歴史を追いかけてみましょう。

錦絵版の東京日々新聞/Wikipediaより引用

 

世界最古は古代ローマの掲示板で、紙の最古は中国

現在、最古の新聞とされるものは、古代ローマ時代のものです。
元老院での会議や法廷でのできごと、市民の誕生・死亡などのニュースを扱う手書きの掲示板「アクタ・ディウルナ」が存在したことがわかっています。
掲示板と新聞をごっちゃにしていいのかという気もしますが、「各種のニュースが載っている」という点を重視しているのでしょうね。

紙の新聞として最古のものは、中国・唐王朝時代の「開元雑報」です。
「開元」は当時の元号で、ときの皇帝は玄宗でした。楊貴妃にベタ惚れだったあの皇帝です。

「雑報」を訳すと「報告」とか「ジャーナル」と出てくるので、今の感覚でいうと「速報」みたいな感じでしょうか。
残念ながら開元雑報に関する情報が英語版ウィキペディア先生くらいしかないので、訳してみたのですが……詳細がとてもわかりにくかったです(´・ω・`)
こんな感じです↓

開元雑報とは、8世紀の開元時代を通して発行された公式出版物である。
主な購読者・出資者は皇族だった。
政治ニュースや国内ニュースを編集者が毎日集め、記者は各地方に届けるために翻訳・転写した。
絹に手で印刷され、713年から734年の間に発行されていた。

微妙に違う意味がある単語が使われていて、どの意味で取るかによって全体の意味も変わってくるんですよね……。
最後の一文は「絹に印刷した」とも取れますが、毎日発行するようなものをいちいち絹に印刷したら、発行部数が少なくても膨大なお金がかかりますよね。
現代のシルクスクリーンとはまた違うと思われますが、画像を見るとそれはそれでありえそうな感じがするのが何とも。

英語スキルの無さを露見し続けていても虚しくなるだけなので、時代を進めましょう。

開元雑報/Wikipediaより引用

 

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世界初の日刊新聞はドイツだった

16世紀になって活版印刷が広まると、ヨーロッパでも多種多様な印刷物が発行されていきます。その中に新聞に近いものも出てきました。
16世紀初頭にフランスで世界初の週刊新聞が、そこから約半世紀後にドイツで世界初の日刊新聞が発行されています。

また、イギリスでは清教徒革命・名誉革命の時期に多種多様な新聞が出版されるようになり、喫茶店のはしりである「コーヒー・ハウス」に置かれました。
ここで富裕層はコーヒー片手に新聞を読みながら、アツい議論を交わしていたといいます。

余談ですが、コーヒー・ハウスではたばこを嗜むのが普通だったので、家具に煙や匂いがつきまくるほどでした。新聞もスゴイ状態になってたでしょうね。回し読みとかできなさそうです。

 

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読売新聞の社名由来は瓦版から!?

一方、日本では17世紀=江戸時代に、皆さんご存じ「瓦版」が生まれています。読み上げながら売り歩くため、「読売」とも呼ばれていたとか。読売新聞の創刊はもっと後(1874年)ですが、社名の由来はこの「読売」だそうですよ。

瓦版はニュースというより娯楽の一種として作られていたので、現代でいう飛ばし記事やガセネタなども多かったようです。
八代将軍・徳川吉宗の時代には、「ガセばっかだから瓦版禁止」(超訳)というお触れが出たこともありました。瓦版という言葉が有名な割に、現存するものが少ないのは、このようにお上から禁止されたことと、江戸の火事の多さからでしょうね。

話はヨーロッパに戻りまして、18世紀にはカリカチュア(風刺画)が入るようになり、政治風刺の面を強く持つ新聞も現れ始めました。
現代でも欧米圏の新聞ではかなりドギツイ風刺や文体のものがありますが、あれはあれで歴史があるんですね。やりすぎは禁物ですけれども。

瓦版を売る人は「読売」と呼ばれていた/Wikipediaより引用

 

フィッシュアンドチップスは新聞紙でくるむ

19世紀頃から印刷機・印刷技術の発展、広告掲載などにより低価格化し、一般市民にも新聞が読まれるようになっていきます。

イギリス名物のフィッシュアンドチップスは新聞でくるむのが伝統といわれていますが、おそらくこの辺の時代に生まれた習慣なのでしょうね。

「フィッシュアンドチップスはタイムズ(1785年創刊・高級紙)よりもザ・サン(1964年創刊・タブロイド紙)でくるむほうが美味くなる」といわれているので、もっと最近でしょうか。
または「フィッシュアンドチップスはタイムズを読むようなお偉いさんが食べるものじゃなくて、ザ・サンを愛読する労働者の味なんだよ」という意味もありそうですね。

こうして、新聞は読む以外の用途でも使われるようになるほど広まりました。
インターネットの普及により部数は落ちてきているものの、まだまだ紙の新聞も現役ですから、当分の間は存在するでしょうね。
紙の本と紙の新聞と、どっちが先になくなるか……という段階に入っているのかもしれません。

個人的にはニュースはインターネットで検索・取捨選択し、本は紙で手元に置いておきたい・しおりやふせんを使いたいなと思います。

皆さんはいかがですか?

長月 七紀・記

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参考:新聞/Wikipedia Kaiyuan Za Bao/Wikipedia 瓦版/Wikipediaより引用

 

 





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