いつの時代もアイドルたちの笑顔は可愛らしく、そしてまばゆい。
松田聖子に安室奈美恵、AKBや乃木坂グループなどなど。
トップアイドルが世にでるときは、テレビだけではなく映画にドラマ、CMへと、あらゆるメディアを巻き込みブームが作られていく。
しかし、そんな彼女らでも到底勝てないスーパーウーマンが江戸時代にいた。
【明和三大美女】の一人・笠森お仙(1751-1827年)。
1827年2月24日(文政10年1月29日)はそんな彼女の命日である。
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ヨダレを垂れ流し団子も食わねぇ
いったい笠森お仙の何がスゴイか?
って、彼女はもともと谷中の茶屋で働く単なる町娘だったが、美人の評判が江戸中を駆け巡り、わざわざお仙見たさに団子を食いにくる男たちが続出ほどだった。
大田南畝という当時の作家(であり官僚)は、こんな言葉を残している。
『お仙は化粧をせずとも超絶美人で、それを見に来た野郎たちは、ヨダレを垂れ流し、団子も食わねぇ』
あまりに美人なため、鈴木春信という著名な画家が彼女を描き、それが江戸中に出回ったほど。
そしてまた野郎どもが見にくるという動きに乗じて、他にも彼女を絵柄にした手ぬぐいを売りだしたり、人形のモデルにしたり、はては狂言や歌舞伎など、一大メディアミックス現象をすでに江戸時代から巻き起こしていた。
まさに一人AKB48状態だ。
彼女の魂に会いたければ上野養寿院の笠森稲荷へ
んじゃ、実際にお仙ってどんな姿をしてたの?
気になる。
激しく気になる。
事と次第によっちゃ、オレもお仙に会いに行きたい!
彼女の働いていた茶屋は、現在、上野桜木町養寿院の笠森稲荷になっているので、首都圏在住の方は、一度足を運んでも良さそうね。
では、お仙さん、ご登場お願いします!
いやはや、何と言っていいやら。
当時の日本画だけになんとも判断つかんですわな。
では、コチラでどうぞ。ズドン!
今度はモノクロで見づらいっすかね……。
見のこなし方は現代モデルって感じだろうか。立ち振舞がスッとしていて、今で言えば菜々緒さんみたいな?
では、もう一丁いってみよう!
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