イラスト・富永商太

伊達家

彼氏にしたくない戦国武将は政宗? マザコン・酒癖・逆恨みの危険性

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母への恨み なぜ抱いた?

そんな政宗が、どうして母へ恨みを抱いたのか?

周囲の状況等や当人の気持ちに歩み寄って、理由を考えてみました。

推測理由その一:「母上は疱瘡に罹ったとき、お見舞いしてくれなかったんだもん!」

政宗が独眼竜になってしまった。

そのきっかけは恐怖の病・疱瘡(天然痘)。義姫はお見舞いには来ませんでした。

冷たい?
酷い?
そう思いますか?

もちろん考えられる理由はあります。

まず大名夫人ともなれば、その身を危険に晒してまで見舞いができなくてもおかしくはありません。

しかも彼女は妊娠中だったようなのです。

先に生まれた我が子のために、流産するわけにはいきません。当時だって、そのリスクを背負うことが愛情とはならないでしょう。

義姫にしても辛い事情があったんですね。

それでも恨んで良いもの?

事情がわかる大人になってまで、幼児期のことをネチネチ言われても困りものです。

推測理由その二:「母上は岩出山から実家に戻ったあッ!」

政宗が上洛したあと、義姫は米沢から岩出山へと移りました。

ここで何らかの不愉快な事態が発生し、実家の最上家に戻ってしまいます。

このタイミングが虚しいものがある。

政宗がウキウキワクワクしながら母上様にお土産を買って送ったのに、それが届いた頃にはいなかったのです。

うーん、これは切なく哀しい。

とはいえ、義姫の性格からすれば、よほどのことがあったと思うんですよね。

毒殺未遂事件にしても、全くの根拠がないわけでもない。

工作の結果、義姫に白い目を向ける家臣がいてもおかしくはない状況です。

それに政宗自身も、そもそもが濃い性格でして。

伊達成実は出奔するわ。

乳母の喜多(片倉小十郎景綱の姉)すら、キレた政宗によって国許での蟄居を命じられるわ。

政宗がエキセントリックな性格であったことは確かです。

そこを踏まえると「恨みと言っても逆恨みでしょ?」と突っ込みどころ満載ではあります。

政宗だからそこはもう、仕方ないのです。

結論:政宗はやっぱり逆恨みをする

 

不都合な史実その三「キレやすいよね、しかも酒癖最低」

政宗は自筆書状が多く残っており、そのため言動がわかりやすい人物といえます。

そしてその行動の中身が、わりとしょうもないのです。

酔っぱらった挙句、一方的に家臣をぶん殴るようなことは割とあったようでして。

あるとき、政宗は傍の家臣にイラつき、脇差で頭をぶん殴りました。

鞘だろうがそこは金属。

鉄棒で殴ったようなものです。

その言い訳がこうです。

先日酒を飲んだとき、家臣・蟻坂善兵衛の口の利き方がムカついたから殴った。
若いのに小姓頭にしておいて、ぶっちゃけ脇差で殴るのはよくなかったと思う。
でも酒を飲むと上下関係なんてどうでもよくなるからさ、もうしょうがないよね。
怪我治ったらまた仕事して欲しいから、出勤するよう伝えといてね。

反省しているようでいて、実は酒だから!と開き直る……って最悪じゃないか!

政宗は酒癖が悪かったようで、

・酔って暴れる
・殴る
・絡む
・忘れる
・二日酔いのために午前中仕事を休む

等々、色んなことをやりすぎていて、弁護の余地はありません。

結論:たちの悪い酔っぱらいです、しかも本気で反省していない

政宗の手紙が本人に気の毒なほど面白い件「即火中」ですぐに燃やすんだぞ!

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もういい!

政宗の短所はわかった。

うっすら気づいているから「むしろ彼氏にしたい理由」を言ってくれ。

そう問われることを見越しまして、「素敵な史実」も探しておきました。

 

素敵な史実その一:「胸キュンなこともする」

政宗が酔っぱらって問題行為をしてばかりというわけでもなく、微笑ましい逸話もあります。

政宗は小姓たちと鮎漁を楽しむことがありました。

その後、酒宴の席で酔っぱらった小姓二人が、政宗の膝枕で眠ってしまったのです。

確かに酒の席では上下関係がラフになってしまうものですね。

前髪姿の小姓が眠り込んでいる。

その愛くるしさに胸キュンとなった政宗は狂歌を詠みました。

春の影 秋の夕に習ひ来て 月と花とに身をやつすかな

これを詠んだときの政宗は、こんな気持だったのでしょう。

小姓の二人は月と花の化身みたいだね❤️

そうたとえてウキウキしちゃう政宗です。

酔っぱらって膝枕して、さらに狂歌を詠む。胸キュンですね。

これは是非ともゲームに取り入れていただきたい!

ちなみに、このとき膝枕された磯野右近は、臆病であったために政宗から解雇される悲しいオチがつくのですが、そのことはとりあえず忘れましょう。

まだまだ素敵な一面はありますよ!

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