帰雲城趾碑/photo by NALA Wiki (talk) Wikipediaより引用

諸家

【戦国最大級の地震の恐怖】天正地震で帰雲城と内ヶ島氏理が一晩で消えた!

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日本は地震大国です。

おそらく列島が大陸と離れた頃からずっとそうであり、当然ながら戦国時代にも幕末にも頻発。
当時の政局にも影響したのではないか?という見方もあるほどです。

天正十三年(1585年)11月29日に発生した「天正地震」もその一つでしょう。

今回はこの地震が与えた影響と、不幸にも一晩で山中に呑まれてしまい、帰雲城(かえりくもじょう・きうんじょう)と共に消え去ってしまった内ヶ島氏理(うちがしま)一族の悲劇を振り返ってみたいと思います。

 

本州をぶったぎるような範囲に被害

1585年と言えば、豊臣秀吉が紀州征伐をやったり関白になったりした年でもあります。
九州征伐の前ですから、まだ日本全国の天下統一には少し時間があるときですね。

地震前後から天下統一までを秀吉の年表でざっと確認してみると、

1583年6月 北ノ庄城の戦い(47才)
1583年 大坂城築城開始
1584年 小牧・長久手の戦い
1585年3月 紀州征伐
1585年7月 関白に任命される
1585年7月 四国平定
1585年9月「豊臣」姓を賜る
1585年11月 天正地震
1586年12月 太政大臣に任命される
1587年5月 九州平定
1587年7月 バテレン追放令を出す
1588年7月 刀狩令
1590年3月 小田原征伐(54才)
1590年8月 奥州仕置→天下統一

慌ただしく時代が動いているのがわかりますね。

地震が起きた1585年11月以降、1年半以上、大きな合戦がなかったのは、秀吉が豊臣姓を賜ったり太政大臣になるなど中央の政局が多かったからであり、はたまた九州征伐の決定に至る前だったからですが、それでも影響がないとは言えないでしょう。

さほどに天正地震の規模は大きいものでした。

推定マグニチュード7.8であり、畿内エリアから東海、北陸にわたって震度5-7レベルで広がっているのが各機関の研究レポートから見てとれます。

実際、美濃付近を中心として本州をぶったぎるような範囲で被害が出ており、津波の記録があるだけでも若狭湾、伊勢湾、三河湾と続き、はるか遠い三陸でも影響を受けたとか。

明治24年(1891年)10月28に発生した濃尾地震はM8.0と推定され、内陸地震では国内最大級の規模とされておりますが、天正地震も震度分布パターンなどは非常に似ているという観測もあります。

他にも天正地震の後に、焼岳(長野県)が噴火したとか、12日間も余震が続いたとか、これを皮切りに日本列島で大地震が頻発したとかいろいろいわれています。
加藤清正の逸話「地震加藤」で有名な【慶長伏見地震】もこの後、文禄5年(1,596年)に起きています。

慶長伏見地震で秀吉ガンギレ 方広寺の大仏なんて死んでまえ!【戦国boogie-woogie131】

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飛騨の山中の「帰雲城」が消えた!

天正大地震で一番有名なのはおそらく帰雲城(飛騨国)の話でしょう。

やたらとカッコイイ名前ですが、なんとこの地震で城下町ごと流されて埋没してしまったという城なのです。

城主の内ヶ島氏理(うちがしまうじまさ)も領民も何もかも全部まとめて土の下。
助かったのは、たまたま旅に出ていたごく数名だったそうで……旅から帰ってきて城も家もなくなってるとか、ほんと震えるどころの騒ぎじゃなかったでしょう。

実際、この地震で内ヶ島一族は滅亡しております。

「埋まっただけなら発掘調査できるのでは?」
とも思えますが、土砂崩れと川の氾濫が両方起きたとされていますので、今も城のあった場所がどこなのかさっぱりわかっていません。

土砂崩れの起きた場所が一番良く見える位置に「帰雲城跡」の碑が立っているだけで、そこで遺構や人骨などが見つかったわけではないのです。
白川村のHPなどに掲載されておりますが、何というか、……すごく、絶(句する光)景です……。

一晩で消えた帰雲城の跡……/白川村役場HPより

流石に少しずつ木が生えてきているものの、ほとんどは削れた土がむき出し。
これだけの土砂が流されてきたら、もう人の存在など無力でしかありません。

しかし、妙なもんで埋蔵金伝説だけが残っていたりします。

 

金山を隠し持っていたんでは?

上記の地図をご覧のとおり、帰雲城があったエリアは飛騨の奥深い山脈エリアです。
周りに、お金を産みそうな産業はありません。

にもかかわらずこんなところに城を建てたことから
「実は、金山を持ってて、それでやりくりしてたんじゃね?」
と勘ぐられたんですね。

それで埋蔵金伝説が生まれ、多くのロマンティストの関心を集めました。

実際に発掘をしている人もいるようですが、あまりにも手がかりが少なく費用もかかるため、まだ決定的なものは見つかっていないようです。
金より先に人骨が出てきそうな……。

シュリーマン(トロイア遺跡を見つけたはいいけどボロボロにした人)みたいな人が出てくれば見つかるかもしれませんが、いつになるやら。

トロイア遺跡発掘物語「探せ、トロイの木馬!」シュリーマン

神 ...

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帰雲城という名前は背後の帰雲山からとったもので、「流れる雲はこの山頂に行き着くと、元来た空に帰る」という伝説が大元だそうです。
城が返ったのは土でしたけど。

ちなみに帰雲城は、世界遺産で有名な白川郷のごく近くにあります。
日本で一番美しい村と、日本で(多分)唯一埋もれた城が同じ範囲にあるというのは何だか不思議ですね。

長月 七紀・記

【参考】
国史大辞典
『戦国人名事典(新人物往来社)』(→amazon
歴史地震研究会
白川郷
朝日新聞

 

防災グッズ実際に役立つオススメ10選

【編集部より】

過去の記録で地震を学び、そこで我々はどうすべきか?

実はこうした災害では
【3日間は自力で生きられるように備蓄しておこう】
と国や自治体も言っています。

文句を言ったって仕方ありません。
自分の身は自分で守るだけ。

要は、防災グッズ・避難グッズを予め備蓄しておくということですね。

そこで編集部では実際に購入した防災グッズを紹介させていただきます。
すべてAmazonで調達できますので忙しい社会人のみなさんもご安心を。

 

①保存水

何はともあれ水です。

今回私は、各自治体の防災ページを参考にグッズを揃えましたが、とにかく水の重要性をどこでも強調しております。

【注意事項】
・人が一日に必要な水分は2~3リットル
・3日分で10リットルは最低確保(できれば5日分欲しい)
・10年もつ保存水もある

これまでは2リットルの5年保存水を18本(36リットル)持っており、引っ越しを機に10年保存水を追加しました。

それがコチラです。

500ml×24本を3ケース(36リットル)。

Amazonにて購入しました→ 特殊衣料 カムイワッカ麗水 10年保存水

そして購入してから気づきました。
15年バージョンもあったことをorz

たぶん近いうちに買い増しします(´・ω・`)

【15年保存水】ミネラルウォーター「カムイワッカ麗水 500ml×24本セット」

 

②非常食

水をキープしておけば1週間は生きられる。

とはいえ我が家には幼い娘もいて、食をキープしないわけにはいきません。

さらには『もし、ご近所さんに用意がなかったら?』なんてことも考え、大量に買っておきました。
ご挨拶したお隣さんがイイ人だったんで。

こちらの商品は
非常食セット サタケ アルファ米 永谷園フリーズドライご飯 13種セット 5年保存(amazonにて購入)
となります。

ぶっちゃけ、食えれば何でもいいんですが、どうせなら味がバラバラな方が良さそう、ということで上記13食を3セット。
一日3食で一人3日分ですね。

これとは別に以前から買い置きしておいたのが家族3日分ありますので、まぁ、大丈夫でしょう。

※非常食の中には在庫待ち1~2ヶ月とかございますのでご注意を

 

③簡易トイレ

生活用水で最も必要になるのはお風呂とトイレ。
風呂は我慢ができてもトイレはそうはいきません。

となると水を運んでくるしかなく、災害時にかなりの重労働となります。

お風呂には常に水を張っておくと、非常時にトイレを流すのに助かりますが、どうせなら簡易トイレも用意しておこう――。

ということで実際に買ったのが上記の非常用トイレセットになります。

Amazonで購入→驚異の防臭袋 BOS (ボス) 非常用 トイレ セット【凝固剤、汚物袋、BOSの3点セット ※防臭袋BOSのセットはこのシリーズだけ!】 (15回分)

凝固剤と袋がセットになっていて、これだけあれば対応可能というタイプです。

想像よりサイズは小さく、隣のスマホと比べていただければと思います。
下駄箱とかに入れておけば、さして邪魔にはならないでしょう。

 

④普段も使えるポータブル充電池

言うまでもなく今はスマホ時代。
情報の多くはここから入ってきますし、誰かに連絡するときも端末が欠かせません。

そこで一番困るのが電源です。

購入したのはバッテリー パソコン 185Wh MAXOAK 超大容量50000mAh モバイルバッテリーというポータブル充電池です。

USBや2種類の電源端子で、スマホだけでなく、99%のノートPCに対応という製品。
普段からノートPCを持ち歩く機会のある人には超オススメです。

通常のAC/DCアダプタに対応したインバータを買おうか?
とも迷ったのですが、長くても5日間であろう厳しい非常時に必要なのは、携帯性の高いポータブル充電池との判断からです。

 

⑤ラジオ

地震当日、あるいは数日間で貴重な情報源となるのがラジオと言います。

停電してしまったらテレビは使えない。
いざというときは電源の確実なアナログ機器の方が強いんですね。

そこで購入したのが
・充電
・手回し充電
・乾電池
・ソーラ
に対応したSONY製品のラジオソニー SONY ポータブルラジオ ICF-B99(amazonにて購入)です。

なんつーか、ウォークマン世代のおっさんとしてはSONYってだけでひれ伏してしまいますので、いい買い物した感で値段のことは目を瞑れそうです。

 

⑥懐中電灯

懐中電灯はご覧の通り2本購入です。

電池入れっぱなしで液漏れしたりするケースがあるので一つは電池を入れた状態、もうひとつは抜いております。

妻と私、一人一本という使用方法も考慮。
そう高くはない商品なので3つぐらいあっても良かったかもしれません。

もちろんコチラもAmazonで購入、商品名はWsiiroon LED 懐中電灯 XM-L2です^^

 

⑦ガスコンロ

もしも冬に大地震があったら?
絶対に欲しくなるのが温かいお湯類でありましょう。

そこで必須となるのがガスコンロ。
すみません、これだけ撮影を失念しておりましたのでAmazonさんからイワタニ カセットフー 達人スリム 【うす型コンロ / 高さ74mm】 CB-AS-1です。

撮影を忘れた――というのも私に限らず、普段から持っている方も多いと思うんですね。

つーことでイワタニ カセットガス オレンジ 3本組だけ追加して購入しております。

各種情報によると3~5本あると良さそうです。
どれだけあっても将来的に邪魔にはならないものなので、ぜひとも備蓄を。

 

⑧ポリタンク

簡易トイレも飲料水も確保。
となるとその間の生活用水は事足りているなぁ……。

とは思ったのですが、いざというときに備えてポリタンクも用意しました。

それがロゴス 水缶 抗菌広口水コン16です。
16リットルの水が運べます。

Amazonでの評価は散々(★☆☆☆☆)ですが、試しに水を入れてみたところ問題なかったなぁ、と。
ただ、上記のような折り畳みタイプは万が一のことを考え避けた方が良いかもしれません。

それと!
大事なのが自治体が供給してくれる【水ポイント】ですね。

災害時に配給してくれる箇所がいくつかありますので、ご近所を事前にチェックしておきましょう。
特に、都内近郊で徒歩の方は、ちょっとした距離が響いてきますので^^;

なので肩から下げられるタイプか、あるいはキャリアも一緒に用意しておくと良さそうですね。

 

⑨寝袋

冬場に電気もガスも止まったら。
一番つらいのが暖房でしょう。

自宅での避難生活をするにしても、暖房まったくない状態での夜はかなり堪えます。

そこでの寝袋です。
さすがに雪山で過ごすワケではないので、安価なもので済ませておきました。

Amazon's Choiceにも入っているLICLI 寝袋 「丸洗いできる 封筒型 シュラフ 」なら一つ2,499円。
十分でしょう。

 

⑩USB充電式小型ランタン

いざ避難生活を迎えたら、夜の灯は懐中電灯だけで足りない――。

そこで便利なのが小型ランタンです。

下に並べたカッターナイフ(標準型のタイプです)と比べてみてください。
小さいですよね。

スペックは小さくありませんよ。
BRISIE LEDランタン 暖色 電球色はUSB充電で50時間もの連続点灯が可能。

しかもLED電球の使用寿命は100,000時間以上と言いますから、先程紹介しました充電池が一緒にあれば、実質これ一つで乗り越えることが可能ですね。

必要だとは思っちゃいるけど、ついつい面倒になって先延ばしにしがち。

僕もようやく重い腰を上げて購入しました。

今は、胸の中に、そこはかとなくあったモヤモヤが消えて、とても良い気分です^^

文:五十嵐利休(本サイト編集人)

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