大河ブギウギ光る君へ編 光る君へ

まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第33話』彰子の芯に喰い込むまひろの観察眼

こちらは2ページ目になります。
1ページ目から読む場合は
まんが『大河ブギウギ 光る君へ編 第33話』
をクリックお願いします。

 

お好きな項目に飛べる目次

粗筋

◆『源氏物語』の書き出しは以下の通り。

「いづれの御時にか 女御更衣あまたさぶらひたまひけるなかに いとやむごとなき際にはあらぬが すぐれて時めきたまふありけり」

ある御代のころ、多くの女御や更衣などが宮仕えしている中で、特に高貴な身分ではない方が、帝の寵愛を一身に受けておりました。

いま読んでも、なんでその女性はそれだけ愛されてんの? 美しくて機転が利く人だったの? それとも守ってあげたくなるような感じ?と書き出しだけでグッと心を掴まれますよね。

名作ってのは、平易な言葉で人の心に刺さるもんですな。

 

除目

◆「無能な働き者」とは【ゼークトの組織論】ですね。

人を4つに分類したもので、以下の通り。

・有能な怠け者(利口で怠慢)

・有能な働き者(利口で勤勉)

・無能な怠け者(愚鈍で怠慢)

・無能な働き者(愚鈍で勤勉)

「休むことなくコツコツと物事に取り組むこと」が美徳とされる日本社会では、この「無能な働き者」は幅を利かせやすいかもしれません。

と思ったけど、アメリカ発の書籍『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』(→amazon)もベストセラーになっていることから、人類に共通する概念なんですな。

 

伊勢守

◆道長の摂関時代を頂点に、その後は院政期→武家社会へと瞬く間に時代が過ぎ去っていく――道長の指摘は的確だったんですよね。

興福寺や大寺院も、仏様を背景に暴虐の無双。

戦国時代の大寺院
興福寺・延暦寺・本願寺はなぜ武力を有していた? 中世における大寺院の存在感

続きを見る

長らく続いた貴族社会は……。

※続きは【次のページへ】をclick!

次のページへ >



-大河ブギウギ光る君へ編, 光る君へ
-

×