まんが戦国ブギウギ武田三代記

妹の嫁ぎ先を滅ぼせ!初仕事は諏訪家を乗っ取り~マンガ武田三代記15

2022/11/05

戦ばかりが続き、領民や家臣たちに負担をかけ続けた武田信虎

駿河に追放され、甲斐に平穏が訪れる一方で、不幸のドン底に落とされることになった者もいる。

武田信玄の妹・禰々だ。

天文9年(1540年)11月30日、諏訪頼重に嫁ぎ、2年後の4月4日に息子の虎王を出産。

その直後、6月のことだった。

武田軍が電撃的に攻め込んだのである。

そしてわずか1ヶ月後には滅亡という、信玄の手腕が末恐ろしい……戦国ブギウギ武田三代記vol.15スタート!

◆前話を読みたい!という方は以下のリンクからご覧ください

海野平の戦いからの~父・信虎の追放劇!【マンガ武田三代記14】

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◆信長・秀吉・家康の天下統一を描いた戦国ブギウギ

◆聖徳太子の時代から幕末までの超長距離をコツコツ歩んだ日本史ブギウギ

 


最初の仕事

◆諏訪頼重と武田家は、信虎時代に同盟を締結。

武田から禰々が諏訪へ嫁ぐと、その翌年5月、武田軍と諏訪軍が共に小県郡へ攻め込み、【海野平の戦い】に勝って同エリアを制しました。しかし……。

7月になると上杉憲政軍が小県郡を取り返しにやってきたのです。

このとき迎撃に出向いたのが諏訪頼重軍でした。

 


意識の相違

◆武田晴信は如何にして諏訪頼重を滅ぼしたのか?

時系列で見てみると、信玄の恐ろしさが浮かび上がってきます。

天文11年(1542年)4月4日に頼重と禰々の息子・虎王が誕生

同年6月21日:虎王が諏訪大社を参詣

同年6月24日:武田軍が諏訪頼継らと共に攻め込んでくる――そんな噂が諏訪頼重の元に届く

同年6月28日:武田軍が動くことを確認し、頼重も兵を集めるも、騎馬武者350・兵700~800にとどまる

同年7月1日:武田軍は騎馬武者2,000・兵20,000という物見の報告が頼重に届けられる

数日間攻防

同年7月4日:頼重は開城し、翌日、甲府へ送られる

同年7月19日:東光寺で頼重が幽閉

同年7月21日:切腹

なお、この東光寺は、後に武田信玄の嫡男・武田義信が自害へ追い込まれることでも知られます。

今も両者の墓所が境内にあります。

 

赤児

◆甲斐の武田にとって、諏訪は信濃の玄関口。

領地を拡大するならば、絶対に避けて通れない要衝でした。

諏訪頼重を死にやり、その所領の東側半分を武田家が獲得し、西側半分は諏訪頼継に渡されます。

 


噂の美人

◆諏訪姫あるいは諏訪御前、諏訪御料人……信玄の登場作品には絶対に欠かせない女性ですね。

 

勘助の説得

◆諏訪御料人は武田勝頼の母。

本来、勝頼は諏訪家を継ぐ予定でした。

 

関東管領

◆関東管領・上杉氏。

足利家を支えながら同エリアを支配してきたこの名門一族も、後北条家の台頭により急速に勢力を落としつつありました。

その窮地を救ったのが、恐ろしい男・信玄のライバルとなる……。

 

越後の姉妹

◆信玄が大永元年(1521年)11月3日の生まれ。

謙信が享禄3年(1530年)1月21日の生誕。

二人が対峙するのは、しばし先のこととなりますが……。

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父の葬式

◆頼りない兄で良かった気がします。

もし、そこそこに実力ある人物だったら、謙信と敵対するか、家臣になるか。

いずれ台頭するにせよ、謙信の能力が発揮されるまで、少し回り道をしたかもしれません。


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漫画:アニィ高橋
文:五十嵐利休

◆信長・秀吉・家康の天下統一を描いた戦国ブギウギ

◆聖徳太子の時代から幕末までの超長距離をコツコツ歩んだ日本史ブギウギ

【参考】
柴辻俊六/平山優/黒田基樹/丸島和洋/柴裕之/鈴木将典『武田氏家臣団人名辞典』(→amazon
武田氏研究会『武田氏年表 (信虎・信玄・勝頼)』(→amazon
平山優/株式会社サンニチ印刷『信虎・信玄・勝頼 武田三代』(→amazon
ほか

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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