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過激すぎるキリシタン大村純忠は★3つ 改宗に従わぬ領民を殺害し、ときには奴隷として売っ払い!

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大村純忠は戦国~安土桃山時代の大名で、三城城(さんじょうじょう・現在の長崎県)の城主。

日本初のキリシタン大名として知られ、長崎港を開港したり、自身の名代として天正遣欧少年使節団に甥の千々石ミゲルを派遣したことでも有名です。

とまぁ、試験に出るレベルなら何ら問題のないキリシタン大名ですが、問題は彼の信仰です。

とにかく過激!の一言。

早速、彼の生い立ちから確認してまいりましょう。

 

恐怖政治でキリスト教信者が6万人に爆増!

大村純忠は、肥前の有力大名・有馬家に生まれました。

母が大村氏の出身だったため、後に同家へ養子に出されるのですが、この両家の力関係が有馬>大村であったため、純忠は大村の跡取り候補(又八郎)を押さえて当主となり、又八郎は玉突きで他家に養子に出されてしまいます。

このため又八郎は純忠を恨みまくり。純忠は、まさにアウェイのど真ん中で殿様をやることになったのです。

そんなプレッシャーに囲まれていた彼に転機が訪れたのは1561年、平戸で起きたポルトガル人死傷事件(宮の前事件)でした。

自国の人間が不憫にも殺され、危機を感じたポルトガルはこの地を避け、大村領の横瀬浦(よこせうら)に入港。純忠にとっては、貿易の権益を得る願ってもないビッグチャンスです。ここぞとばかりに1563年、「ドン・バルトロメオ」という洗礼名を授かり、領民にもキリスト教信仰を励行していくのでした。

いや、それが「励行」なんて優しい言葉じゃありませんでして。信者の数、最盛期には6万人にのぼるのですが、その手法が何ともイケません。

そんな純忠の、素敵な宗教活動を見て参りましょう。

・側室と離縁し、正室と結婚式を挙げ直した
・領内の寺社を破壊した
・先祖の墓も破壊した
・僧侶や神主をSATSUGAIした
・改宗しない領民もSATSUGAIした
・改宗しない領民を貿易の取引材料として外国に売っぱらった(つまり奴隷貿易)

汝、隣人の前に領民を愛せっつの。

察しのよい方なら、領内に6万人もの信者が膨れ上がった理由も見当がつくでしょう。そう、デウスの教えが偉大だったから(棒読み)……ではなく、一言で言うと「恐怖政治」を強行したのです。

 

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「小鳥には愛情を持って接してほしいんじゃ」

純忠の政治に対し、領民や家臣の反発は強く、たびたび内乱が勃発しました。
そうこうしているうちに隣国の龍造寺に押され、一時期はその配下になりますがが、龍造寺隆信が亡くなると、替わって侵攻してきた秀吉に従い、首尾よく本領を安堵されます。

しかし、すでに身体は病に蝕まれていて、間もなく死去。伴天連追放令が出されたのは死の1カ月後だったため、信者だった息子はアッサリ棄教し、その後、猛烈にキリシタンを弾圧いたします。更には純忠の孫も熾烈に弾圧……と、ホントにここの領民は振り回されっぱなしでした。

そんな純忠ですが、死の前日には「それまで飼っていた小鳥を逃してやった」という優しげな逸話がありまして。

体力がなかった純忠は侍女にそれを頼んでいたのですが、侍女が小鳥を粗末に扱ったため腹を立てます。しかし、怒ることはデウスの教えに反すると思い直し、侍女に高価な帯を与え

「小鳥はデウス様がお創りになったもの。だから愛情を持って接して欲しい」

と諭したそうです。

改宗しない領民を殺し、更には奴隷貿易で売り飛ばしておきながら、最期には小鳥に愛情を……って、なんじゃ、それ。もしかして天国へ行きたかったのですかね!?

中世を現代人の感覚で見るのは間違いですが、やっぱり純忠の天国行きは納得がいかない。悪人度は、鳥の分を換算せずに★3としておきましょう。

悪人度  ★★★☆☆
影響力(権力)★★☆☆☆
キリシタン度 ★★★★★

大村純忠

イラスト・文/馬渕まり(忍者とメガネをこよなく愛する歴女医)
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【参考】大村純忠/wikipedia

 





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