大河ドラマ感想あらすじ

会津まつり&綾瀬はるかさんと言えば大河『八重の桜』が見たくなる!

本日9月22日に始まり、明日23日には女優の綾瀬はるかさんも参加する「会津まつり」。

実に3年ぶりの開催とあって地元市民や幕末ファンの皆様は大いに喜ばれていることでしょう。

と同時に確認しておきたいことがございます。

2013年の大河ドラマ『八重の桜』はご覧になられたでしょうか?

ご存知の通り、主役の新島八重を綾瀬はるかさんが演じ、会津の苦悩が描かれた名作――。

見てねーよ!

見たくても再放送やってねーじゃん!

そう、お嘆きの方もご安心ください。

最近はamazonでいつでも動画を視聴できるようになり(→amazon)、好きなときに好きなだけ楽しむことができるようになりました。

そこで本稿では、あらためてその魅力を語ってみたい――八重の桜を見るべき理由はこれだ!

まずは

『八重の桜』って、どんな大河なの?

という方のため、ありがちな誤解にQ&A形式で答えたいと思います。

 

Q1: 八重ってマイナーな人?

A1: 全国的にはそうですが、地元では会津戦争屈指の女性戦士としてそれなりの知名度がありました。

籠城して、以下の和歌を詠み刻んだことが有名です。

あすの夜は 何国の誰か ながむらむ なれし御城に 残す月かげ

“誰かの妹”という点では『花燃ゆ』と同じですが、あちらは吉田松陰の妹で最も存在感の薄い三女が主役でした。

一方の八重は、存在感がある女性として昔から地元で認識されております。

薩摩の指揮官であった大山巌を狙撃した説もあり、武功面でもかなりのもの。

後半生も、新島襄の妻として、女子教育者として存在感を残しております。

誰かの妹や妻としてだけではなく、自発的に激動の時代を歩んだ――そんな芯の強いヒロイン像でした。

 

Q2: 会津視点だから薩長がワルなんでしょ?

A2: いいえ。『花燃ゆ』よりも長州が、『西郷どん』よりも薩摩が、それぞれ激しくカッコいい、それが本作です。

及川光博さんの桂小五郎

吉川晃司さんの西郷隆盛

素晴らしかったです。

伊藤博文役の加藤虎ノ介さんなんて、イケメンをアピールする『花燃ゆ』、『西郷どん』より正統派イケメンだったんだなあ、これが。

劇中での後半は、誰にも正義があったと登場人物が繰り返すほど――人の数だけ正義があると体現できていた良心がありました。

 

Q3: 女性主人公だから政治描写は雑でしょ?

A3: えぇと、それって『花燃ゆ』のことじゃなくて? いやいや、『八重の桜』は、維新三傑が主役の『西郷どん』よりも、ずっと複雑な幕末政治がわかります。

『八重の桜』の場合、京都時代は兄・覚馬が視点人物となって描かれるので、問題はありません。

山本兄妹を主役とする意義はそこにあるのです。

京都政治パートは兄、会津パートは妹に分けることで、巧みに幕末を描いています。

 

Q4: 恋愛メインで戦闘シーン少ないでしょ?

A4: これもありがちな勘違いです。

八重は周囲の勧めですんなり結婚しますし、そんなにロマンチックタイプではなく、サバサバしています。

といっても、結婚相手との交流は感動的で、見応えがあります。

尺だけやたらと割くのに全然面白くない駄作と一緒にしてはいけません。

戦闘シーンは、まともに見ていてはトラウマになるという嘆きが一部から見られたほど、生々しい迫力がありました。

ライフルを抱えて激しいアクションを見せる綾瀬さんの身体能力には息を呑みます。

また、VFXを多用した映像も美麗!

城のような広い屋内の場面でも、奥行きがありました。

鶴ヶ城の屋根瓦が一枚一枚吹っ飛ぶVFXなんかは、お見事としか言いようがありません!

なぜ、こういう良心が、後の幕末大河で活かされないのか?

それが激しく残念であり、そして同時に謎でもあります。

 

Q5: 視聴率や評価はどうでしたか?

A5: 20パーセント超えをしたこともあり、近年の幕末ものでは随一です。

クオリティとしても、国際エミー賞にノミネートされるほどの高評価を得ました。

本作のあと制作された『精霊の守り人』に共通点が多いのは、成功とみなしたからこそでしょう。

八重の桜あっての精霊と言えるかもしれません。

綾瀬はるかさんの身体能力が証明された、記念すべき作品でもあります。

 

Q6: 歴史的な正確性はどうですか?

A6: 長州幕末史の専門家が軒並み逃走したとしか思えなかった『花燃ゆ』。

島津家現当主が苦言を呈した『西郷どん』。

一方、本作は会津の郷土史エキスパートが考証を担当し、会津松平家当主も絶賛したほどです。地元からも会津の魅力が伝わったと、感謝されておりました。

時代的な正確性は高く、最近の学説を積極的に取り入れております。

むろんフィクションですから、創作部分や誇張はありますが、『西郷どん』のような、

「幕府が薩摩をフランスに譲ろうとしていた!」

なんて、やってはいけない一線を越えてはおりません。それが良識的な大河ドラマのはずなんですが……。

 

Q7: 会津の魅力は伝わって来ますか?

A7: はい。ロケ撮影の美しい景色、女性キャストの着用する会津木綿、登場人物が食べる料理。

全部考証バッチリです。

謎のおにぎり推しの『花燃ゆ』、薩摩でも京都でも鰻をずーっと食べている『西郷どん』とは違います。

会津観光にも大きく貢献しました。

 

Q8: 男尊女卑や身分格差等は押さえてます?

A8: バッチリです。八重は、女なのに鉄砲を学ぼうとして、いくつも壁に当たります。

そんな八重が、明治以降は、自分の味わった女性ならではの壁を取り払うため、女子教育に尽力するのです。

謎のヒロイン補正がかかる『花燃ゆ』。

薩摩なのに男尊女卑のかけらもない『西郷どん』とは違うのだ!!

 

Q9: 会津の悪いところも描きますか?

A9: はい、会津のダメさ加減もバッチリ描いています!

会津だけが正義ではありません。

金がない。

保守的。

思考に柔軟性が欠ける。

とまぁ、ズブズブと泥沼に突っ込んでゆく悲劇性もきっちりと描いています。これはちょっと容赦ないんじゃないか、と思えたほど。

しかし、そこを逃げない誠意こそが面白さに繋がったのです。

 

それでは以下の本文にて、更に7つの魅力を語らせていただきます!

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