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天璋院篤姫

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西郷どん特集 その日、歴史が動いた 幕末・維新

明治維新後の天璋院篤姫は? 1万人に見送られながら徳川の女として生涯終える

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ドラマでは窺い知れぬ天璋院篤姫

ここ最近で評価の高かった大河ドラマというと、やはり「篤姫」。
画家・クリムトの画風をイメージした美しいオープニングや、宮崎あおいさんの堂々たる主役振りをご記憶の方も多いでしょう。

明治十六年(1883年)のあす9月20日は、その篤姫が48歳で亡くなった日です。

薩摩藩主島津斉彬の子として育てられ、十三代将軍家定の妻となりました。
彼女の生涯については大河ドラマやその原作小説「天璋院篤姫」でだいたい知られているかと思いますので、今回は江戸城から出た後の話を。

天障院篤姫/Wikipediaより引用

 

明治元年(1868年)江戸城を(騙される形で)立ち退いた篤姫は、その後十六代将軍になる予定だった徳川家達(いえさと)の養母としてともに暮らしていました。
江戸城明け渡しの前も後も「もう実家の薩摩には戻らないし、薩摩の財布を頼るつもりもない」と決めていたのでしょう。

しかし篤姫は元々気丈な女性でしたから、市井に下ったことを嘆くよりも楽しんでいた節があります。
悪く言えば大奥はある意味で軟禁場所。
夫の見舞いにも行けないような場所から出たのですから、開放感を味わっていたのかもしれません。

 

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勝海舟と料亭や芝居見物、はたまた吉原へ

外出も積極的にしていました。
勝海舟に連れられて料亭や芝居見物、はたまた吉原にまで出かけています。
これはただのデートではなく、海舟の「市井の生活と今の徳川家の財政を理解してもらう」というねらいもあったようです。
そのおかげか、篤姫は少しずつ倹約や家事をするようになっていきました。
その後は自らの生活を切り詰めてまで、大奥時代の部下達の働き口を斡旋してやっていたそうです。

その他、明治十年(1877年)には箱根へ療養に行っていた「嫁」に相当する皇女・和宮(かずのみや)」を見舞おうと計画しています。
篤姫が着く前に和宮は脚気衝心(脚気が原因で起こる心不全)で亡くなってしまうのですが……。
それでも残念だったのでしょう、亡くなる3年前の明治十三年(1880年)には、和宮が亡くなった場所を訪れて歌を詠んでいます。

「君が齢(よわい)とどめかねたる早川の 水の流れもうらめしきかな」
(意訳:この早川、あなたの寿命を留めるどころか押し流していってしまったのですね。もう一度お会いしたかったのに、恨めしいこと……)

大奥にいた頃は、武家と宮家の生まれの違いや嫁姑による激しい対立があったものの、最後には力を合わせて徳川家のために尽くした仲として、最後に直接語らいたかったのでしょうね。
友情というと男性のものというイメージが強いですが、晩年の篤姫と和宮にもなかなか熱い友情を感じます。

 

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皇女の「嫁」と取り戻した友情

篤姫は、今までよりずっと家族と近いところで生活できるようになったので、特に家達の教育には力を注いでいました。
家達は14歳から19歳までロンドンへ留学していますが、これも篤姫たちが勧めてのことだったそうです。
その割に家達さん、この時代で衆道のケがあったそうで、後々そのせいで困ったりもするんですですけれども。篤姫が亡くなってから目覚めちゃったんでしょうか。

さて、気丈な篤姫でしたがその最期は意外とあっけないもの。
お風呂場で足を滑らせて頭を打ち脳卒中となり、そのまま意識を取り戻さなかったそうです。
苦しまずに亡くなったのなら死に方としては悪くないのかもしれませんが、まだ47歳という年齢での惜しまれる死でした。

篤姫の葬儀の際には、見送りの人々が1万人も集まったといいます。
大部分は大奥で働いていた女性やその家族でしょうが、もしかしたら薩摩出身者や旧幕臣、和宮の縁者などもいたかもしれませんね。
多くの人に見守られながら、篤姫は「徳川の女」として生涯を終えたのでした。

鹿児島市城山町にある天璋院篤姫像

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参考:今日は何の日?徒然日記 Slownet

 





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