鍛え上げられた鋼と研ぎ澄まされた刃が織りなす至高の神器は、切れ味の鋭さで知られ、歴史上、度々話題にのぼってきました。
日本刀はいったいどれほど「切れる」ものなのか?
ここでは現代の科学的な実証はともかくとして、歴史に語られる【名刀の伝説】をお届けします!
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No.1「童子切安綱(どうじぎりやすつな)」
源頼光の愛刀。
その昔、丹波の国に住みついていた鬼・酒呑童子(しゅてんどうじ)の首を切り落としたという。
なんたって身の丈3mもあったという鬼の首を落としたっていうんだからものすごい!
しかも国宝として東京国立博物館に展示されているので、なんと一般600円で拝観するチャンスがあります。
展示スケジュールを要チェックだよ!
No.2「瓶割刀(かめわりとう)」
戦国時代初期の剣豪にして、「一刀流」開祖である「伊東一刀斎」の愛刀。
瓶に身を潜めた賊を、その瓶ごと両断したという伝説の名刀で、代々一刀流宗家に伝承されてきたといいます。
え?
鬼を切ったほうがすごい??
考えてもみてください。普通、瓶ごと切れますか。
これはこれで十分に伝説でしょう。
No.3「へし切り長谷部(へしきりはせべ)」
なんでも無礼を働いた茶坊主が棚の下に隠れたところ、激怒した信長がその棚ごと茶坊主を「圧(へ)し切った」という代物です。
「へす」って動詞はじめて知りました。
ゴリゴリっと力押しで棚ごと切ったのでしょうか。
茶坊主さん、何やらかしたのでしょう…。おっかないなぁ。
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No.4「鉄砲切り兼光(てっぽうぎりかねみつ)」
越後の雄、上杉謙信の愛刀として知られる名刀。
川中島の合戦で武田方の狙撃兵を鉄砲ごと切り伏せたというワザモノです。
これぞリアル斬鉄剣!
伝説なので持ち主は謙信だったり家臣だったりするようですが、それは些末な問題でしょう。
次は九州の猛将に注目です!
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