福島正則/Wikipediaより引用

豊臣家

酒豪武将・正則のシャレにならない酒乱伝説~ブラックアウトはマジ危険

豊臣恩顧の武将として知られる福島正則

永禄4年(1561年)、現在の愛知県あま市に生まれました。

母親が豊臣秀吉の母・なか(大政所)方 の妹ですので、秀吉の従兄弟となりますね。

その縁で小姓として仕えると、戦に出ては勇猛果敢に働き、柴田勝家を破った【賤ヶ岳の戦い】では一番槍の活躍で5000石を与えられました。

賤ヶ岳の七本槍に数えられているのは、戦国ファンにはあまりに有名な話でしょう(七本槍については実は9人いて単なる語呂合わせだったという話もありますが……)。

その後、正則は、豊臣政権下で清洲24万石の大名となるも、朝鮮半島への出兵を機に石田三成との仲が悪化。

関ヶ原では、豊臣恩顧の大名でありながら東軍につき、安芸広島藩50万石の領地を得ます。

福島正則が難癖を付けられることになった広島城

全国の外様でも、かなりの家格に昇進したんですね~!

と、喜んでばかりはいられません。

豊臣に恩義を感じていることを幕府に警戒され、色々と難癖をつけられます。

1619年には、台風で壊れた広島城の修繕を無断で押し進めたことが咎められ、川中島と魚沼の4万5千石に移封させられます。

更には、息子に家督を譲って出家するも、2年後にその息子が早世。

この時点で正則は幕府に2万5000石を返上し、2万石の大名になったのですが、自身が1624年に64歳で生涯を閉じると、家臣が検死を待たずに荼毘に付したため、残された2万石もボッシュートという憂き目にあいました。

なんだか切ないですね。

同じように秀吉のもとで出世し、東軍についた加藤清正の生涯とダブります。

彼らが三成と、なんとかコミュニケーションを取れていれば……。

そんなワケで今回は、生前の福島正則で有名だった「お酒絡みの話」にスポットを当ててみたいと思います。

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酒は呑め呑め 呑むならば 大事な槍を取られますぅ

ある日、福島正則のもとへ黒田長政の家臣・母里友信(母里太兵衛)がやって参りました。

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このとき正則は、友信に酒を勧めます。

が、使者としてやって来ていたた手前、飲むわけにはいかない友信。

意地になった正則は、いかにも酒好きなセリフを発します。

「酒を飲み干せたら何でも褒美をやるよ」

「申し訳ありませんが、お断り申す」

「黒田武士は酒に弱いんじゃない? てか腰抜け?」

しまいにはお家をディスる発言を連発。流石にここまで言われると友信も引いてはおられません。

というか、友信もかなりの酒豪であり、大杯に注がれた酒を飲み干すとここぞとばかりに強気に出ます。

「はい、何でもくれるって言いましたよね?日本号下さいね~( ^ω^)」

日本号とは、天下に聞こえる名槍です。

正則が秀吉から貰った大切な槍だったのですが、正則も大きく出た手前、引くわけにもいかず、そのまま友信のものとなってしまうのでした。

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このエピソード、民謡黒田節に歌われておりまして、以下がその歌詞となります。

【民謡黒田節】

酒は呑め呑め 呑むならば
日本一のこの槍を
呑み取るほどに呑むならば
これぞまことの黒田武士

(取られちゃったの日本号~
母里にとっては名誉な歌も
正則にとっては
黒田節ならぬ黒歴史~)

(カッコ)部分は私が勝手に付け加えた歌詞です、ごめんなさい。

 

酔ってからんで切腹させた!? さすがにこれは笑えない

福島家では身分の低い者が下船する際、木綿に着替えるキマリがあったそうです。

ある年、港に着いた酔っ払い正則は

「さっき、木綿に着替えさせろと柘植清右衛門に伝えておいたのに、みんな着替えて無いじゃん!」

と怒り始めました。

そもそもそんな命令出していなかったワケで、家老がなだめても正則は納得せず、「とにかく清右衛門に腹を切らせろ。でないと俺は下船しなーい!」とゴネまくり。

清右衛門は私のせいで迷惑かけてすみませんと切腹して果てます。おいおい。

首を見て満足した正則はそのまま爆睡すると、目覚めてから何事もなかったかのように清右衛門を呼びつけます。

泥酔で記憶が無いということは、現代の我々でも一度は経験したことでしょうが、このときはさすがに家臣が死んでいて、あまりにタチが悪い。

家老から事の次第を聞いた正則は、そこで大号泣したそうです。

遅いっての!

加藤清正と違い、福島正則の人気がイマイチなのは、こうした酒乱話が今も残っているからですかね。

まさしく酒は飲んでも飲まれるな。

皆さんもご注意あれ……と終わらせては当連載の意味がありません。

実は、酒に酔って記憶が抜け落ちてしまう現象を【ブラックアウト】といいます。

今回はこのブラックアウトを中心に、アルコールによる神経への作用を説明していきましょう。

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