まんが日本史ブギウギ

蝦夷地を巡る忠敬や江戸幕府の思惑~まんが日本史ブギウギ202話

2021/05/02

幕末の外国交渉と言えば、圧倒的にアメリカ中心。

突然やってきたペリーやハリスに江戸幕府がキリキリ舞いにさせられ、条約を結んだ――そんなイメージがあるかもしれませんが、実情はいささか違います。

幕府が警戒していたのは、むしろロシア。

それもアメリカがやってくるかなり前からの話で、ペリーなどは事前に到来の情報を掴んでいたともいいます。

ロシアの南下政策
ロシアの南下政策には幕府も警戒「蝦夷地=北海道」は幕末から危機に面していた

続きを見る

そこで重要になってくるのが「蝦夷地」の管理でした。

松前藩だけに任せるにはあまりに広大な土地……ということでマンガ『日本史ブギウギ』第202話スタート!

 

古事記伝

◆まさしく『古事記伝』で知られる本居宣長ですが、本人は超多才な人物で他にも医学や儒学、漢学などに通じた方でした。

本居宣長
国学者・本居宣長の何がそんなに凄いのか?医学をやりつつ『古事記伝』を完成

続きを見る

和歌に関しては1万首も詠んでいるとか。

ちなみに実家は商売人なんですよね。

それでいてあれだけ『古事記』研究に打ち込めるのだから、その熱狂っぷりが凄まじい。

 


暦学

◆江戸時代は割と平和な時間が続いただけに、国内では様々な技術や文化習熟度が急成長しました。

伊能忠敬さんはその代表の一人ですね。

伊能忠敬
イギリス人も驚嘆した伊能忠敬の大日本沿海輿地全図~作り始めたのも驚きの56才

続きを見る

 

改暦

◆実は「麻田剛立」というのは偽名です。

幼き頃から天文に通じた少年として知られ、医学も勉強して藩医になるも、天文の研究が疎かになるとして同職を勝手にやめ、大坂へ出ました。

ゆえに偽名が必要だったんですね。

※続きは【次のページへ】をclick!


次のページへ >

リンクフリー 本サイトはリンク報告不要で大歓迎です。
記事やイラストの無断転載は固くお断りいたします。
引用・転載をご希望の際は お問い合わせ よりご一報ください。
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

-まんが日本史ブギウギ

目次