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おんな城主直虎レビュー

『おんな城主 直虎』感想レビュー第38回「井伊を共に去りぬ」

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こんばんは、武者震之助です。

ノリノリで遠江を侵攻する武田信玄
井伊谷から民が避難済みであると知った信玄は「ならば何も奪うまい。すべて焼き払ってしまえ!」と火を放つのでした。

先週のサブタイトルに
「なんだぁ、武田じゃなくて自分たちから火をつけただけじゃん」
とつっこんだ視聴者の顔面にいきなりきついパンチです。

武田軍団がおとなしいはずがありませんからねぇ。

 

南渓和尚は、ちゃっかり武田信玄のもとを訪れ

川名の隠し里には、近藤康用も逃げてきていました。
隠していた中野直之に少々ムッとしつつも、水に流して礼を言う近藤でした。

高瀬井伊直虎から「あんなところで何をしていたのか?」と聞かれます。
なんとかごまかす高瀬。直虎たちに真相はいつわかるのでしょうか。

南渓和尚は信玄の本陣を訪れていました。
井伊の残党は武田に味方したいと考えている、と言いだす南渓。民百姓の逃散も、近藤を追い詰めるためだと続けるのは、どんな手を使ってでも井伊を再興したいからですね。
直虎にソノ気がない以上、虎松を連れ戻る気でしょうか。

南渓は、井伊の者は近藤の支配を望まない、井伊家を再興して安堵して欲しいと頼みこむのでした。
信玄もまんざらではない様子ですが……。

龍雲丸は直虎に言います。
高瀬の様子がおかしかった、死ぬ気に見えた、目を離すな、と。
直虎は政次の話していた「武田の間者説」を思い出します。

 

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武田が強ければ井伊が 徳川が強ければ近藤が

その後、隠し里に届けられた書状には、近藤の首とひきかえに井伊家再興をする、という話が盛り込まれておりました。

近藤は当然「たばかられたか!」激怒します。
直虎は、これは策で、近藤の首を取る気はない、と力強く説明。
かつて直虎と小野政次がやっていたように、近藤と井伊で反目を装うのだ、と真意を伝えます。

要は、武田と徳川、そのときどきで強い方につきながら、大名の力関係に応じて難局を乗りきりたい、民百姓の暮らしを守りたいと訴えたのです。

図式にするとこんな感じですね。
◆武田が強い時→井伊
◆徳川が強い時→近藤
それぞれのシチュエーションに応じて、都合の良い方が井伊谷を治めるという案です。

「あいにく疑い深いたちでの」
しかし近藤にはあやしい話ですよね。

そもそも前回、井伊と小野の対立を装った結果、政次はあんなことになってしまったわけです(第33回)。
ここは断られてしまいます。それはそうでしょう。そんな近藤でも、健気な高瀬は疑わないのですが。

 

武田は、借金のカタに高瀬を間者に仕立てていた

直虎は間者説を思い出し、高瀬の元へ向かいます。
ちょうど高瀬は、近藤に腰の薬を持って行くところ。直虎は自分にも分けてくれと言いますが、高瀬は断ります。

薬の入った椀をたたき落とす直虎。
「そなたは武田の間者か? 直親の娘というのは嘘だったのか!」

詰め寄られる高瀬。彼女は、直親の娘というのは真実だと言います。ではナゼ、近藤を殺そうとしたのかともうしますと、きちんと理由はありました。

母の死後、借金のために身を売るしかなくなった高瀬は、間者になれば借金を返すと武田に依頼された――と打ち明けるのです。汚い、流石武田汚い。

いやむしろ、直親……お前……契った女に養育費とか何も残さなかったと……?
そもそも相手が妊娠したことすら知らなかった?
お前さあぁ~~~もう! このスケコマシがぁああ!

「今、近藤殿を殺せば、母上のもとに井伊が戻ってくるではないですか!」
そう言いつのる高瀬を「左様なことを誰が頼んだ!」しかり飛ばす直虎。
そして抱きしめて、高瀬の話をもって聞いてやればよかったと反省。

「吾はもう井伊を再興しようとは思っておらん。だからもう物騒なことはするな。これからはただの娘として、ここにおればよい」
そう語りかける直虎。
普通の女の子でいられない高瀬を心から慈しんでいる様子です。

 

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なんだこの戦闘民族 サイヤ人かよ……

南渓は信玄と、なかなかよい雰囲気で語り合っております。

南渓に「戦に飽きたり疲れたりしませんか?」と尋ねられる信玄。信玄は。
甲斐は山に囲まれた国で、ともかく隣に攻め込むしかなかった、疲れている暇もなかったしみじみ語ります。
なんだこの戦闘民族。サイヤ人かよ……。

さらに生まれ変わるなら何がいい?と尋ねられる信玄。

「わしは、そうじゃのう。お天道様がよいかのう。あちこちに睨みをきかせ、天地を調略し、どこもここも恵まれた土地とする」
「まことの天下布武にございますな」

信玄の天下取りの野望に、若干引き気味の南渓でした。
なんとなく、彼の来世は徳川将軍のような気もしますが。

 

家を焼かれても灰が肥料になってラッキー♪

直虎は高瀬の代わりに、近藤に薬を持って行きました。

近藤は直虎の頼みを聞くとここで返事をします。やっぱりそう悪い人ではないのですね。

武田は里を焼き払ったあと、西へと向かいました。
直虎は井伊の人々に里に戻れると告げ、頭を下げます。

たくましい民たちは「焼いたってことは灰が田畑に撒かれたから、かえってラッキー!」と強がります。

タフです。村の復興に盛り上がる井伊の民なのでした。方久とあやめの夫妻もラブラブっぷりを見せ付けています。

こうして井伊谷の復興が始まりました。

たくましく、まだ領主としての考えが残っている直虎。この逆境を生かして、武田に焼かれた他の里から人を呼び寄せるチャンスだと張り切っています。

そこで龍雲丸が堺の話を持ち出します。
中村屋も井伊谷まで来ていました。

 

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「私は頭と堺に行く。頭と新しい暮らしをしてみたい」

「気賀に戻るのか?」
そう喜ぶ直虎ですが、中村屋は直虎と龍雲丸を迎えに来ているのです。

直虎は堺行きをスッカリ忘れていました。

復興の真っ最中なのに、去ってよいものかと気にしているのです。南渓はそんなことでは一生行けないぞ、と背中を押すのでした。

「よし、もう気にせん」
ところが肝心の龍雲丸が、直虎は残った方がよいのではないだろうかと言い出すのです。

井伊谷では直虎と龍雲丸が理想とした「盗み、奪わなくても生きていける土地」になりつつあるのではないか、と。
産業復興、民の啓蒙。
確かに井伊谷は理想を体現する土地になりつつあります。

「その先を見たくはねえのか」
直虎はにっこり笑い「見ずともよい。私は頭と堺に行く。頭と新しい暮らしをしてみたい」と返すのでした。




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むしろ龍雲丸がとまどっています。
そこで龍雲丸は中村屋から聞いた堺の話をし出すのでした。

 

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