毎週土曜日13時50分に大河ドラマ『べらぼう』をマンガで振り返る――。
第26回放送の注目は「米の高騰」でしょう。
昨年の不作に続き、今年は浅間山の大噴火などもあって、耳の早い商人たちは価格を吊り上げ、米価は昨年の2倍にまで高騰し、田沼意次は追い込まれます。
重商主義を掲げ、米価に翻弄される幕府財政からの脱却を目指す田沼が、まさにその米価に足元を掬われるなんて、あまりにも皮肉。
そこで息子の田沼意知が米価対策を解決すべく動くのですが……というわけで、さっそく漫画で振り返ってみましょう!
米相場
◆天明二年(1782年)に奥羽・四国・九州で稲作が不作になり、このときから【天明の大飢饉】が始まったとされます。
ドラマでも描かれた浅間山の大噴火が天明三年(1783年)のこと。
まで江戸の町では「米が高くなった!」という話ですが、今後、東北を中心に餓死者が大量に出て、現地は凄まじい惨状となります。
その詳細は以下の記事からご確認を(本記事末にもリンクあります)。
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『べらぼう』天明の大飢饉で殺人や人肉食の恐怖~特に奥羽が地獄絵図となる
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つよ
◆下野国(現在の栃木県)から戻ってきたという蔦重の母つよ。
まさか自分の息子がベストセラーを連発するスター編集者になっているとは思いもよらなかったでしょう。
高岡早紀さんの飄々とした演技が妙にハマってますよね。
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『べらぼう』高岡早紀演じる蔦重の母つよ(広瀬津与)を史実面から深堀り考察!
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親譲り
◆単に人たらしなだけでなく、商売の才能も母譲りでした。
そんな母と息子を見て、妻ていの気分は落ちていくのですが……。
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