1570年、朝倉義景を討つべく越前へと侵攻した織田信長は、妹・お市の夫である浅井長政の裏切りにより挟みうちに遭った。
豊臣秀吉や明智光秀など、殿部隊の働きで命からがら京都へ逃げ帰ると、軍備を整えた信長は、すぐさま浅井へ侵攻。長政は、盟友・朝倉に後詰を要請し、越前から軍勢が派遣される。
しかし、当主・義景の姿はそこにない……。
世に言う『姉川の合戦』が始まろうとしていた。
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三河の意地
◆姉川の合戦には徳川家も参戦し、朝倉と対峙することになりました。
徳川家からは、東の無双こと本多忠勝も当然ながら参戦。その武器・蜻蛉切り(蜻蛉斬)は「刃先に止まったトンボが斬れてしまう」ほどの切れ味とされます。
槍の又左と戦ったら、どっちが強かったのか。たしかにそれも気になりますね。
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総大将
◆浅井の一大事に朝倉義景が出した軍は、本人率いる……ではなくは朝倉景健に任せた1万の兵でした。
越前を守るため浅井長政は信長を裏切ったのに、この危機感のなさ。
たしかに真鍋直隆という怪力の豪傑は有名ですが、一人で戦況を変えられる時代でもなく……。
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真柄直隆
◆戦国武将の一騎打ちは、まさしく戦場の華!とはいえ、そんなノンキなことやってないでしょ……思ったら、本多忠勝と真鍋直隆がやりあったという記録が残っております。
どうせ後世の作り話でしょ――とか野暮なことは言わず、ここは忠勝を見守ってあげたい。
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壊滅!
◆姉川の合戦当初、浅井軍は織田家相手に優勢だったと伝わります。
一説には磯野員昌の凄まじい突撃があり、信長の馬廻衆まで戦場に駆り出されたというから、ヘタをすれば「第二の桶狭間」が起きていたかもしれません。
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しかし!
それを阻止したのが徳川軍。弱腰だった朝倉軍を攻め立て、ついにはこれを追い返して織田家の助勢に向かい、勝利を決定づけたという見方もございます(徳川サイドの作り話との指摘も……)。
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著者:アニィたかはし
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