米が大事!
米さえあれば何でもできる!
ということで江戸時代はバリバリの封建ライス社会として1603年に始まったわけですが、長いこと平和が続けば、新しいモノ・コト・サービスが生まれるのも自然なワケで、世の中は確実に変わっていきました。
これにようやく気付き、新たな対応策を始めたのが田沼意次。
米だけに頼るのではなく、例えば新たに発生した商活動からの“税収”も狙うなど、より現代に近い税制で幕府の財政改革に取り組んだのです。
「コイツら強欲商人だろ?」として現代においても評判の悪い【株仲間】を意次が奨励したのも、実は税収面を安定させるという意味では抜群のアイデアでしょう。
やはり田沼意次は凄かった――。
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しかし、そのアップデートについていける庶民や政治家は少なく、程なくして権力を握った松平定信は、まるで真逆の経済対策を推し進めます。
一体それはいかなるものか……マンガ『日本史ブギウギ』第201話スタート!
老中就任
◆一橋家の七男だった松平定信。
4人の兄たちは亡くなり、一橋家の跡継ぎ候補の予備として、あるいは将軍候補として、同家に残りたかった定信ですが、紆余曲折を経て白河藩へ行き、藩主として活躍しました。
そして晴れて、中央の政治舞台へ戻ってきたのです!しかし……。
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民間人
◆冗談かと思われるかも知れませんが、本当に児童手当を出しています。
というか
農民たちが都市部へ流出
↓
これを地方へ戻せば……
↓
田んぼが増える!
↓
米いっぱい取れる!
↓
年貢が上がる!
↓
藩や幕府の収入UP!
こんな単純な発想から帰農政策を進めたんですねー。
相変わらずのお米政策。
米さえあれば何でもできる――思考停止しちゃってます。
寛政の改革は質素倹約をやり過ぎて失速 一体どんな政策が実施されたのか?
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鬼平
◆倹約ムードを演出したのは誰なのよ?
というツッコミはさておき、この人足寄場を請け負ったのは、あの『鬼平犯科帳』における「鬼の平蔵」こと長谷川宣以(のぶため)ですね。
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