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【篤姫の愛猫・サト姫】
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未亡人として幕府倒壊を見つめた篤姫
サト姫は、なんと16才まで生きました。
16才といえば、人間では80才に相当し、現在でも、なかなかのご長寿です。
和歌山電鐵貴志川線貴志駅のたま駅長も、16才で亡くなっています。
たま駅長は、三毛猫でセレブ猫でした。平成のセレブ猫と同じだけ生きたのですから、サト姫は相当すごい猫です。
江戸時代には、今ほど獣医学も浸透しておりません。
猫にとって有害な、塩分を含んだ餌も、与えられていたハズです。
それでも長生きできたのは、大奥でストレスのない、快適な暮らしを送っていたからでしょう。
夫と死別し、未亡人として幕府倒壊を見つめることとなった篤姫。
愛くるしい愛猫サト姫は、きっと彼女の心を慰めたと思われます。
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文:小檜山青
【参考文献】
桐野作人『さつま人国誌 幕末・明治編』(→amazon)