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【戊辰戦争のリアル】
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拷問・殺害・性的暴行等
民が戦争に使役されているのではないか?
そんな風に両軍が疑心暗鬼に陥り、拷問・殺害する事例もあります。
これは自領ではないせいか、西軍の方が多かったようです。
性的な暴行や逸脱もあります。
長州藩の世良修蔵は、妓楼で女と戯れながら奥羽討伐を命令したことで奥羽越列藩同盟の激怒を買い、暗殺されております。
会津藩は女性部隊の「娘子軍」が出撃しました。
彼女らも敵の手に落ちると、暴行の犠牲者となりました。
避難
こうした災難から逃れるため、山野に逃げ惑う者は大勢おりました。
そうなれば当然農作業は停止するわけで、そのため飢える人々も出ます。
「軍夫」徴発
現地案内や物品の運送に百姓が徴発されることもありました。
東西両軍で実施されています。
彼らは戦闘員ではないものの、殺害対象から外されることはありません。
敵軍から殺害されてしまい、悲惨な暴行の目にあう者も、多くおりました。
戦闘員として参加
非戦闘員でも殺害される中、いっそ戦闘員として参加しようと思う者がいてもおかしくないわけです。
彼らは敵兵の首を取り、物資を奪い、戦国時代さながらの作法で戦い抜きました。
戦闘員となった農民たち
東西両軍とも、武士として取り立てることを掲げ、農兵を集めました。
関東地方のように自発的に武装した農兵とは異なり、彼らは戦争となって初めて戦うことにしたわけです。
自発的に銃を購入し、鍛え始めた農民もおりました。
奮戦した百姓部隊もいましたが、そうとばかりとは言えません。
自発的に戦ったならば、よかったのでしょうか?
いいえ、彼らの実態を見るとそうとも言い切れません。
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