国風文化

土佐光起筆『源氏物語画帖』/wikipediaより引用

飛鳥・奈良・平安

なぜ平安時代に「ひらがなカタカナ」が生まれたか?国風文化を知る

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「蒔絵(まきえ)」

漆器の表面にもう一度漆で絵や模様を描き、乾かないうちに金や銀の粉を蒔くというものです。

こうすると、濡れていた漆のところにだけ金・銀の絵が残るわけです。

手箱などの日用品や絵画などによく使われていて、現存しているものも多々あります。

平安時代ではなく江戸時代のものですが、徳川家光の長女・千代姫が尾張徳川家に輿入れした際の嫁入り道具一式である「初音の調度」などが蒔絵を用いた道具として有名ですね。

 


「日本刀」

奈良時代までの「刀」は反りがない直刀が主流です。

今日我々がイメージするような反りのついた刀が生まれ、定着したのは平安時代。

天下五剣と呼ばれるうちの二振り「童子切安綱」「三日月宗近」などがこの時代に作られ、なおかつ現存しています。

現在は両方とも東京国立博物館(トーハク)に収蔵されていて、何年かに一度展示されることがあります。

また、この時代のことなので「この刀でスゴイ妖怪を退治しました!」という話が多いのも特徴です。刀剣類が好きな方は、その辺まで調べてみるのも一興ですよ。

個人的に上記の本をオススメします。

『怪談と名刀』(→amazon

※昭和初期に出た本なので、少々文章が古めかしいのが難点で……売れたら現代向けに再編集版が出たりしませんかね。


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長月 七紀・記

【参考】
国史大辞典
本堂平四郎/東雅夫『怪談と名刀 (双葉文庫)』(→amazon
内田篤呉『硯箱の美―蒔絵の精華』(→amazon

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