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【青天を衝け第3回感想あらすじ】
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国難に一丸となって立ち向かう日本人
そして三ヶ月後。黒船来航です。
無茶苦茶でっかい船がきた!
当時の人々が右往左往してしまうのは、清の悪夢があったから。日本を同じ目に遭わせてはいけません。
「心を一つにして戦わんと」
そう誓います。一丸となったからこそ、日本は植民地化されずに近代へ歩むことができた。と、そういうことでしょうか。
こんな国難の折、斉昭が作り献上した大砲が大評判です。
そしてそれを見た民たちが狂喜乱舞していると語る阿部正弘。
阿部正弘が有能すぎたから死後に幕府崩壊が始まった?勝を抜擢した老中の実力
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この国難はやはり慶喜しかいない――そんな中、12代将軍・家慶が亡くなります。
家祥(のちの徳川家定)では頼りない。
十三代将軍・徳川家定は愚鈍ではなかった? 幕末の政局で歪められた 真の人物像
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ペリーの対応をするには……と、処分は解かれ、斉昭は海防参与となります。
斉昭も藤田東湖も「快なり』と大喜びで興奮。
徳川斉昭は幕府を揺るがし滅ぼす問題児だった?そして水戸藩も崩壊の憂き目へ
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藤田東湖は水戸藩を過激化させた危険人物だった?斉昭や西郷の思想に影響与える
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武蔵国では、若者たちも彼らなりに国の行く末を案じています。
すると、囚人であった高島秋帆が解放されて護送されてゆきます。
冤罪だったそうです。きっと幕政ではこんな理不尽な囚人がいたのでしょう。
そんな彼に栄一はおそれず声をかけます。
何か思うところはあったのか、お互い覚えていました。
このままでは国が終わると焦燥感を募らせる栄一と、それに応じる秋帆。秋帆は栄一のおかげで生き延びたそうです。
BGMがよい場面を盛り上げます。
栄一はかくして、国を守ることに目覚めたのでした。
人の役に立ちたい!
しかし、なんと藍が虫にやられてしまいます。
「こうなったら買ってくるしかない!」
「自分も行く!」
父にそう訴えても子供扱いされて悔しい栄一。
一方で、当てにされては困る人物もいます。慶喜です。
松平慶永が「将軍になって欲しい」と望まれているそうですが、父上の傀儡は嫌だとキッパリ。建議も破り捨ててしまいます。
こんなに聡明そうなのにどこか冷たい。そんな慶喜です。秀逸なキャラクター像ですね。
一方、人の役に立ちたい栄一は、母に頼んでやっと藍の買い出し許可を得ます。
すぐさま問題を見抜き、相場よりも高い金で買いつけ、さらに来年以降につなぐ。栄一の商才が光る場面。
伏線ですね。これには父も納得するのでした。
MVP:藍を作るみなさん
埼玉には藍というすばらしい産業があるとわかります。
郷土歴史館で産業ビデオを見ているようなシーンもありました。
総評
日曜の夜は、爽やかでいたい。
月曜日から辛い一週間が始まり、ましてやコロナ禍の時代です。
軽くて安心できる夜を過ごすには、どうするか?といった時代のニーズを見据えたドラマですね!
と、総評はさておき、以下、いささか本作に対して辛辣な言葉が続きます。
青天を衝けファンの皆様はおそれながら、ここでお引取りください。
本作に「なんか、違和感あるなんだよねー」と感じている方は、その正体を探ってみてください。
では。
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