まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ65話 光秀ヤメとけ~! 鮒寿司を提供し連歌会で歌を詠む

2020/05/04

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戦国ブギウギ65話
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連歌会

◆『光秀による謀反の意思表明なのか?』

とされるこの一首は、本能寺の変からわずか9日前に行われた連歌会で読まれました。

場所は京都の愛宕神社。

その場には有名な連歌師・里村紹巴も同席しております。

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そんな公の場で、謀反の心など詠みますかね……。

アニィ作中の光秀も素っ頓狂な顔をしているように、そういう深い意味はなかった気がしてなりません。

一足先に、本能寺の変最大のナゾ・光秀の動機については以下の考察記事をご参照ください!

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三男坊

◆土佐の長宗我部元親に対し

「四国? とれるもんなら好きなように治めちゃっていいよ!」

という切り取り自由宣言をしてしまった信長さん。

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その後、姫若子(女の子みたいにか弱い元親のアダ名)から一転して鬼若子(鬼のように強い元親)となった長宗我部軍が、瞬く間に四国を平定してしまうと、今度は「やっぱり土佐と阿波(の一部)だけにしてね」と態度を豹変させます。

むろん長宗我部元親はブチ切れ!

織田家と長宗我部家は戦闘モードに入り、そこへ送られたのが織田信孝を総大将とし、他に丹羽長秀や蜂屋頼隆などが参加した四国方面軍でした。

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本連載の過去作品→戦国ブギウギ
もう一つのマンガ連載→日本史ブギウギ

著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

書籍版『戦国ブギウギ』です!

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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