まんが戦国ブギウギ

まんが戦国ブギウギ112話 小田原でセンゴクは名を轟かせ三成・尾藤は凹む

2021/06/19

後北条氏とは?

鎌倉幕府で執権職を独占したあの北条氏とは全く関係なく(第二代・北条義時は大河『鎌倉殿の13人』主役)。

北条義時
殺伐とした武家社会を乗り切った北条義時|どうやって鎌倉幕府を支えたか

続きを見る

伊豆~相模で北条早雲が興した一族であり、そもそも早雲も元は室町幕府のエリート武士で、名前は伊勢宗瑞(いせそうずい)。

早雲の次代以降は

北条氏綱(2代)

北条氏康(3代)

北条氏政(4代)

北条氏直(5代)

と計5代に渡り、東国の支配者として勇名を馳せてきた。

北条義時
殺伐とした武家社会を乗り切った北条義時|どうやって鎌倉幕府を支えたか

続きを見る

北条氏綱
早雲の跡を継いだ名将・北条氏綱|関東全域へ領土を広げた大戦略とは?

続きを見る

北条氏康の肖像画
北条氏康は信玄や謙信と渡りあった名将なり|関東を制した相模の獅子57年の生涯

続きを見る

北条氏政
関東を制した戦国大名・北条氏政の生涯|信玄や謙信と五分に戦える名将か?

続きを見る

北条氏直
秀吉に滅ぼされた北条氏直は愚将か否か|早雲以来の関東覇者一族は小田原に散る

続きを見る

氏康の代には上杉謙信や武田信玄、今川義元たちと真っ向から五分に渡り合ったことでも知られる。

その北条氏のシンボルと言えば?

やはり小田原城であろう。

【惣構え】と呼ばれる防御壁で街全体を囲み、その大きさは日本最大規模と目され、あの武田信玄も上杉謙信も、小田原を前にしては撤退を余儀なくされている。

小田原さえあれば誰にも負けない――。

かくして後北条氏に確固たる自信を持たせ、そしてそのせいで滅亡への道を突き進んでしまった。

まんが戦国ブギウギ、第112話のスタート!

武田信玄の肖像画
武田信玄の生涯|最強の戦国大名と名高い53年の事績を史実で振り返る

続きを見る

今川義元の肖像画
今川義元の生涯|“海道一の弓取り”と呼ばれる名門武士の実力とは?

続きを見る

 


総仕上げ

◆九州を制圧し、ほぼ天下人に昇り詰めていた秀吉にとって、目の上のたんこぶとも言える存在が東国。

現代でも絶対的人気を誇る奥州の伊達政宗や、その親類・最上義光(政宗母ちゃんの兄)など、東北にも諸勢力はおりましたが、やはり関東最大の北条氏は圧倒的でした。

小田原を根城に秀吉を舐め続けた北条氏政・氏直親子は、ついに合戦を迎えることとなります。

キッカケは、真田昌幸支配下の名胡桃城(沼田城の支城・群馬県)へ、北条方が突如として攻め込んだことでした。

名胡桃城事件
名胡桃城事件1589年|北条氏を滅亡へ追い込み戦国史を一変させた関東の小城

続きを見る

真田昌幸
真田昌幸の生涯|三成に“表裏比興の者”と評された謀将 その実力とは?

続きを見る

 


小田原評定

◆一説によると小田原征伐で秀吉が用意した軍勢は20万超。

東海道からは豊臣本隊や徳川勢が進み、東山道からは北陸~越後勢の前田・上杉軍が参戦し、さらには九鬼水軍などに海上封鎖も進めさせ、圧倒的勢力で圧をかけていきます。

これに対し、北条一族は会議ばっかり開いて何もせず、ウダウダと滅亡への道を進んでいった――と後世ではバカにされておりますが、実際には伊豆箱根方面で城を固めるなど一応の防備は整えておりました。

しかし、後詰(救済)なき籠城は自殺行為に等しく、このときの後北条氏はまさしく袋のネズミ状態へと落ちこんでいくのでありました……。

 

鈴なり武者

◆小田原征伐といえば、秀吉の圧倒的勢力の前にただただ北条が自滅していった――そんなイメージもありますが、もちろん戦闘は起きております。

有名なのが『のぼうの城』で一躍有名になった忍城でしょうか(後述)。

その一方であまり知られてないのが、小田原手前の支城で起きた合戦でしょうか。

例えば、このとき九州攻めで惨敗して改易となっていた仙石秀久が、わずかな手勢で合戦に参加。伊豆山中城で鈴を全面にあしらったド派手な陣羽織で突撃して大活躍しております。

さらに秀久は、小田原城攻めでも虎口(最も危険とされる防御門)に乗り込み、後に秀吉から賞賛されて大名復活を果たすという、アメリカンドリームな話も。

仙石秀久の肖像画
仙石秀久の生涯|秀吉の下で大出世と大失態を演じた美濃出身の戦国武将

続きを見る

一方、同じく九州攻めでヘタを打っていた尾藤知宣は大した働きもなく秀吉の前に出て、結局、手打ちにされてしまいました。

いやぁ、秀吉さんって怖いです。

 


忍城攻略

◆『のぼうの城』で一躍全国区になった「忍城」は、石田三成さんが水攻めで囲みました。

御存知の通り、三成さんは忍城攻めで四苦八苦。

「戦下手」のレッテルを貼られてしまいます。

が、もともとこの城は秀吉が自らのパフォーマンスのため「ただ水で囲んでおけ」という指令が出ていたという話があり、三成さんを無能とするのも可哀想なんすよね……。

忍城の戦い
三成は悪くない『のぼうの城(忍城)』は秀吉が落とす予定だった?

続きを見る


あわせて読みたい関連記事

北条義時
殺伐とした武家社会を乗り切った北条義時|どうやって鎌倉幕府を支えたか

続きを見る

北条氏綱
早雲の跡を継いだ名将・北条氏綱|関東全域へ領土を広げた大戦略とは?

続きを見る

北条氏康の肖像画
北条氏康は信玄や謙信と渡りあった名将なり|関東を制した相模の獅子57年の生涯

続きを見る

北条氏政
関東を制した戦国大名・北条氏政の生涯|信玄や謙信と五分に戦える名将か?

続きを見る

北条氏直
秀吉に滅ぼされた北条氏直は愚将か否か|早雲以来の関東覇者一族は小田原に散る

続きを見る

武田信玄の肖像画
武田信玄の生涯|最強の戦国大名と名高い53年の事績を史実で振り返る

続きを見る

今川義元の肖像画
今川義元の生涯|“海道一の弓取り”と呼ばれる名門武士の実力とは?

続きを見る

名胡桃城事件
名胡桃城事件1589年|北条氏を滅亡へ追い込み戦国史を一変させた関東の小城

続きを見る

真田昌幸
真田昌幸の生涯|三成に“表裏比興の者”と評された謀将 その実力とは?

続きを見る

著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

書籍版『戦国ブギウギ』です!

TOPページへ


 



リンクフリー 本サイトはリンク報告不要で大歓迎です。
記事やイラストの無断転載は固くお断りいたします。
引用・転載をご希望の際は お問い合わせ よりご一報ください。
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

-まんが戦国ブギウギ

右クリックのご使用はできません
目次