まんが日本史ブギウギ

甲斐の虎が牙を研いで待っていた三方ヶ原のアギト|日本史ブギウギ160話

2020/05/24

仮面ライダーシリーズで知られるようになった「アギト」という言葉。

実は「顎門」と書いて「あぎと」と読み、「あご」とか「魚のえら」を意味しており、芥川龍之介の小説『地獄変』で用いられたことで知られる(デジタル大辞泉)。

元亀3年(1573年)12月22日、三方ヶ原に向かった徳川家康はまさに「虎の顎門」へ迷い込んだ気分であったろう。

そこにいたのは戦国最強と謳われた武田信玄。

甲斐の虎は、若き狸を呑み込もうと手ぐすね引いて待ち構え、歴史に名高い【三方ヶ原の戦い】が始まろうとしていた――。

というわけでマンガ「日本史ブギウギ」第160話スタート!

 


武田軍快進撃

◆軍を3つに分けて織田徳川の領地への進軍を始めた武田軍。

・美濃(秋山虎繁)
・三河(山県昌景)
・遠江(武田信玄)

遠江方面で武田軍の前に立ちはだかったのが二俣城でした。

 


二俣城攻略法

◆二俣城では【井戸櫓】を設置し、天竜川から水を引いておりました。

武田軍は筏をぶつけてこれを破壊。同城を陥落させたと言います。

その櫓が再現されたのが【清龍寺の井戸櫓】ですね(詳しくは以下の画像・記事をご参照ください)。

◆二俣城は堅城だったため陥落まで2ヶ月かかっており、別働隊の山県昌景も合流して落としたとか。

信玄の息子で跡取りだった武田勝頼も活躍してました。

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謎のスルー

◆信玄がやってきたとき信長はどうしていたのか?

というと本願寺勢力や朝倉義景に囲まれ動けませんでした。

そこで佐久間信盛を援軍として派遣させたのですが、これがプレッシャーになったとも……。

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本多スピーカー

◆一説によると家康は「信玄の進軍を黙って見過ごすなら、もう武士を辞める!」とまで言ったとか。

無敵の本多忠勝なら、それに激しく同意したでしょうが

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智将・石川数正だったら、そりゃあ危険な臭いを感じ取っていたでしょうね。

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家康の思惑

◆もはやテンションマックスの家康さん。

ギャンブルで言えば、有り金ぜんぶ万馬券勝負!みたいなアゲアゲ状態になってます。

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後世では「狸」だなんて揶揄されたりしますけど、結構、違いますよね……。

 

三方ヶ原

◆嗚呼、あああああああああ!

もはや絶望感しかありません……。こんな場面で血がたぎるのは忠勝ぐらいのものでしょう。

他は井伊の赤鬼こと井伊直政とか。

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しかし、直政は三方ヶ原の戦い後に徳川家に仕えるのであり、このときはまだ逃亡生活を続けていました。

 

信玄の最期

◆三方ヶ原の戦いで大勝した武田軍ですが、突然、帰路に就き、その途中に病没したと言います。

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◆複数の大名で信長を囲む――前回よりも規模の大きな第二次信長包囲網では足利義昭が暗躍。

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武田軍に多大な期待を抱き、自身も立ち上がったのではありますが……。


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著者:アニィたかはし
文:五十嵐利休

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アニィたかはし

漫画家。現在は武将ジャパンにて、まんが『大河ブギウギ べらぼう編』シリーズを連載中。 2014年より歴史漫画家として活動を開始し、2015年には連載作品をまとめた商業コミック『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社)を全国発売。 以降、独自のポップ表現と歴史知識を融合させた「ブギウギシリーズ」を継続し、戦国・江戸・幕末など幅広い時代を題材とした作品を制作している。 2024年からは大河ドラマの各回を題材にした“ドラマ考証型マンガ”へと表現領域を拡大し、作品の幅をさらに広げている。 ◆主な著書 『織田信長の戦国ブギウギ』(鉄人社、2015年、ISBN:978-4865370324) ◆国立国会図書館データ https://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/001200494

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