東北の戦国時代って地味ですよね……。
例えば、九州の覇者を賭けた【耳川の戦い】(島津vs大友)。
例えば、毛利が中国王者へのし上がる契機となった【厳島の戦い】(毛利vs大内)。
例えば、関東甲信越エリアでは信玄vs謙信【川中島の戦い】や北条vs関東勢の【河越夜戦】など、各地でド派手な合戦が繰り広げられ、多くの戦国ファンが胸アツになることも少なくないでしょう。
一方の東北。
あまり派手な戦いを耳にしませんが、それもそのはず。
冬が長く、寒さや雪が厳しい東北エリアでは、たとえ戦国時代といえども「相手をぶっ殺す! 全滅させるのだ!」という気合の入った戦いは少なく、そもそも周囲は親戚だらけであり、敵を殲滅する発想があまり無いのです。しかし……。
そこに風穴を開けようとして、自らドツボにはまっていったのが我らが伊達政宗さん。
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だて政宗
◆秀吉から出された【惣無事令】。
伯父の最上義光などは早くから中央と連絡をとり、豊臣政権への移行も柔軟にこなしていただけに、甥である政宗にはヤキモキしていたことでしょう。
政宗としても知らなかったワケじゃなく、とにかく会津が欲しかったんですね……。
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家臣団
伊達家の躍進には絶対に欠かせなかった二人であり、政宗とは兄弟みたいなもんですね。
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戦場でも外交でも。政宗が綱渡りを続けられたのは、この両名あってのものでしょう。
父の説教
◆不穏な空気が流れていますね。
伊達家にとっても「世代間の権力争い」は、決して他人事ではない話。
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【天文の乱】という大騒動を引き起こしておりました。
果たしてこの二人は……。
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