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城に配置すれば可能か!
火縄銃の「殺し間」における射手は敵の進行方向に対して斜めに発砲しなければならない。進行方向手前の射手は敵軍をかなりやり過ごしてからの発砲となる。
さらに射線上の奥には味方兵がいるので、もしも流れ弾がそれたりすれば、「ヘタな鉄砲味方に当たる」危険性すら高い。
やはり無理? 先込め式単発銃による十字砲火はやっぱりキツいのか……?
と、思ったら実行可能そうな場所があった。
それは城である。
堡塁を組み合わせて十字砲火可能にした星形要塞、日本では「五稜郭」に代表されるタイプの城である。
これなら両側から常に「殺し間」をキープすることは可能だし、実際に五稜郭は銃でのそうした攻撃を想定してあのカタチになっているようだ。
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十字砲火は、機関銃の登場により活用され始めたのが第一次世界大戦以降で、戦法としては、それより昔にあった。
つまり、明智光秀の「殺し間」はあった、という可能性はゼロではない。
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文・アニィたかはし
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