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【青天を衝け第33回感想あらすじレビュー】
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やっと出てきた慶喜の子ですが
なぜ慶喜の子を出さないのか?
と散々突っ込んできましたが、出てきました。しかもミラクルな演出です。
美賀子がああやってあやしていると、まるで夫妻の子のように見える。
背後で抱いている女中のことまで考えると気の毒にもほどがあるのです。
実母はあの女中です。
しかし、身分違いで、実の子ですら奪われたように美賀子があやす。史実でも実子すら母を使用人扱いしていたそうで、あまりにも無惨な話です。
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そんな団欒をほのぼのと見せてくる。そんな本作のロンダリング匠の技には驚かされます。
今週だって、
「洋装の慶喜様マジイケメン! 眼福!」
そんな意見を探し出せば好評という空気が形成できますので。
いろいろと心配になってくる役者のこと……
別の番組で、本作初期の頃の映像が流れていました。
栄一の艶やかな顔色、澄んだ瞳にショックを受けたのです。
吉沢亮さんってこんなに美しかったんだ。そう驚いてしまいました。
あれほどの美男が、最近どうにもよろしくない。
顔色が悪く、目の下に隈があり、声音もやたらと叫ぶし、目つきも悪い。
吉沢亮さんの体調が心配です。
セリフの読み方や所作もパターン化しているし、どうにもおかしい。大河主演をあまり過酷にされても見ていられません。
栄一のセリフの量にも疑念がつきまとうのです。
長いところもあれば、ここで無言が続くのはおかしいと思えるところもある。どうにも不安感が漂っている。
主演だけの話でもありません。
ちゃんと所作指導をしていないとわかる場面が多い。そろばんの手つきがおかしいのはもう諦めました。腕を組む場面が多いのも気になります。
所作に文句ばかり言って申し訳ありませんが、本作の女性はどうして腕を横にだらっとしたままにするのでしょうか。
千代でもそんなことがありましたが、今回は美賀子がそう。
複数の登場人物がそうするということは、指導の問題でしょう。
未来ある若い女優さんに恥をかかせないでください。
とてもだらしなく見えます。町娘ならともかく、将軍の正室であれはない。
そんな美賀子に会いにきたやすは、もうありえません。下品です。将軍、主筋の人物に会うのに、あんなぞんざいな態度はない。
江戸っ子という演出をしたいのでしょうが、彼女は芸者出身です。
江戸の芸者はもっと丁寧な所作と言葉遣いでしょう。
このドラマに出てくる人って、どうしてこんなに非常識なのでしょうか。無礼で、いきなり踏み込んできて怒鳴り散らす。
一体どんな世界観を描いているのか、本当に不思議でならないのです。
ニンジャ映画のような小道具
本作は時間がないらしい。ゆえに小道具もおかしい。
書状の紙と墨の質感がおかしい。墨特有の滲みが出ておりませんし、紙に光沢があっておかしい。ああいう紙に筆を使って書くとは思えません。
それっぽいフォントをデジタルで作成し、プリントアウトしたように見えます。
折り目のつき方から何からどうにもおかしい。
風神霊神図の屏風も妙でした。
銀行にあんなレプリカを堂々と置くものかと思いましたし、紙の光沢からしてプリントアウトものを貼り付けたように思えます。
落ち着いた水墨画屏風を、NHKの大河チームともあろう組織が用意しておりませんか?
それにあんな勇壮な屏風を、商売の場に置くというのもおかしい。
大昔に見たトンデモ忍者映画を思い出します。
トーキョーのキンカクジテンプルに、真っ赤な装束を着たニンジャ一族が暮らしている。そんなB級映画ですね。
これは大河ですよね? 私は大河を見ているんですよね?
どういうことでしょうか?
かといってVFXに期待したところで、旗がまたおかしいし。このドラマってどんだけ技術と時間がないんだ!
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