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【信長公記171話】
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悪事を働いた男女二人を成敗! 盗みか密通か
10月1日に信長は堺を出発し、道中、安見新七郎の城で休息した後、京の二条御新造に戻りました。
翌10月2日、同朋衆(主人の側で雑務や芸を行う者)の住阿弥が信長の留守中に悪事をしでかしたので成敗した、とあります。
また、”さい”という名の侍女も同じ罪で成敗したようです。
罪状が何なのかは詳しく書かれていません。
男女二人となると、盗みか密通か。
信長が身分の低い者を成敗した、という話は信長公記の中だけでも複数件ありますが、その多くが
・規則を破った
・仕事をサボった
・まっとうでない商売(詐欺や人身売買など)の常習犯
といった理由です。
おそらくこの二人も、何かしら放置できない理由があったのでしょう。
次回173話は、西国進出を目論む織田家に起きた衝撃――荒木村重の裏切りです。
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長月 七紀・記
【参考】
国史大辞典
太田 牛一・中川 太古『現代語訳 信長公記 (新人物文庫)』(→amazon)
日本史史料研究会編『信長研究の最前線 (歴史新書y 49)』(→amazon)
谷口克広『織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まで (中公新書)』(→amazon)
谷口克広『信長と消えた家臣たち』(→amazon)
谷口克広『織田信長家臣人名辞典』(→amazon)
峰岸 純夫・片桐 昭彦『戦国武将合戦事典』(→amazon)